カテゴリー:妖怪
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狐者異で「こわい」と呼ぶ。江戸時代の奇譚集、竹原春泉の「絵本百物語」にて紹介されている妖怪。この妖怪は多くの妖怪画の中でもかなりインパクトのある描かれ方をしている。うどん屋の屋台に身を乗り出すよう…
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ふらり火は江戸時代の絵師、鳥山石燕の「画図百鬼夜行」佐脇嵩之の「百怪図巻」などの多くの妖怪画集や妖怪絵巻に登場する妖怪。燃え盛る火炎の中に、犬のように垂れた耳を持ち牙をむき出しにした怪鳥の姿があるというも…
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上記画像©水木しげるロード(山陰水木net)より携帯電話端末などの絵文字が使用される日本文化は世界的にEmojiとして普及し、2015年には米国のオバマ大統領から阿部総理大臣との会談時に日本発祥の代表…
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むかし、東京湾上には奇妙な女の妖怪が出たという。その名も「ねんねろよ」といい、江戸から明治にかけて目撃され、多くの漁師達に恐れられていたそうだ。 子供を抱いた女性の姿をしており、海上を滑るように…
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九州は鹿児島県、大隅半島の鹿児島湾ぞいの沿岸部に出没するとされた、巨大な牛の妖怪。「うんむし」は「うみうし」が訛ったものとされている。なお、カラフルで小さな海棲生物のウミウシのことではない。
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火前坊(かぜんぼう)は江戸時代の絵師、鳥山石燕の「今昔百鬼拾遺」にて紹介されている妖怪である。京都の鳥辺山に現れる僧侶の姿の妖怪だという。鳥辺山は古来より皇族や貴族の人々が埋葬される土地であったた…
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燭陰(しょくいん)は中国の伝説に登場する非常に巨大な体を持つ人面蛇身の龍神である。皮膚は赤く、胴の長さは一千里にも及ぶと言われている。燭陰の目は縦長であり、この目を開けば世界に昼が訪れ、目…
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頭が複数ある伝説上の龍や大蛇というと日本の記紀神話に登場するヤマタノオロチが有名だが、中国にも同様の幻獣が伝わっている。それが、相柳(そうりゅう)である。中国の古典であり地理書である「山海経」第八…
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猪口暮露(ちょくぼろん)は、江戸時代の絵師、鳥山石燕の「百器徒然袋」にて紹介されている妖怪。時代劇などでみる、顔をすっぽり隠して尺八を吹いて歩く虚無僧のような姿をしているが、顔を覆うのは傘ではなく…
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江戸時代の絵師、鳥山石燕の「百器徒然袋」にて紹介されている妖怪。もっとも、鳥山石燕も一つの独立した妖怪と言うよりも、化け狐の一形態として紹介しているようだ。絵に添えられた文には、「唐土の三…