【妖怪ウォッチ研究序説】ヤモリなのにカエルの親戚とはこれいかに?妖怪「大やもり」とイモリの関係

※本コラムはゲーム作品「妖怪ウォッチ1~3」をアカデミックに解析し元ネタの特定ほか妖怪伝承について解説していくコーナーです。

妖怪ウォッチ2にて登場した「大ガマの親せきの巨大やもり」が変化したという「大やもり」。大ガマの色違いキャラとなっており、カエルと同じ両生類に属するイモリに近い、黒い肌に赤い模様や髪といったカラーリングになっている。

さて、生物学的に考えれば、ヤモリは爬虫類であるし、イモリは両生類だ。爬虫類のはずのヤモリがカエルの親戚とは、どういう事なのだろうか?




昔からヤモリは家を守り、イモリは水源である井戸を守ると考えられてきた。どちらも人間と同じ生活圏で暮らすトカゲ類の姿をした生物のため、二匹をあわせて『守井(やもり)』と呼ぶこともあったようだ。そして、大切にすれば家を繁栄させてくれるため、あまりないがしろにしたり追い払おうとしてはいけないとも言われていた。また、ヤモリもイモリも生命力が強いため、妖怪となった場合は頭を潰されても動き回るとも言われていた。

大ヤモリ

一方で、すでに人が住まなくなってしまった家に『守井』が住み着き、近づく人を脅かしていたという伝説も存在する。江戸時代の書物『北越奇談』には全長が1メートルを超える大きなイモリの妖怪が紹介されている。それによると、このイモリは変身する能力を備えており、6匹の『守井』がそれぞれ身長3メートルの大坊主の姿になったと書かれている。

しかし、考えようによってはこの『守井』は昔から住み慣れた家を忠実に守っていただけとも考えられる。ゲーム中に出てくる妖怪大辞典の紹介文では「家の中が大好きなひきこもり」と紹介されてしまっているが、もしかすると大やもりも家を守るために尽力しているだけなのかもしれない?

(黒松三太夫  ミステリーニュースステーションATLAS編集部 寄稿・ミステリーニュースステーションATLAS)

大やもり





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