【妖怪ウォッチ研究序説】今となっては珍しい妖怪?「ウ魔」と馬に憑依する妖怪「頽馬」

※本コラムはゲーム作品「妖怪ウォッチ1~3」 をアカデミックに解析し元ネタの特定ほか妖怪伝承について解説していくコーナーです。

「ウ魔」は一見ギリシャ神話に出てくる翼の生えた馬・ペガサスのように見えるが、全身黒で目が青白く光っており、どちらかといえば不気味な印象を与える。




大辞典には「夜空に怪しく光る」非常に珍しい馬妖怪であり「どんな妖怪なのか、はたまた何が「魔」なのかは一切わかっていない」と書かれている。確かにゲーム中でもイベントバトルで倒さない限り仲間にならないという珍しい妖怪だった。

日本にも小さな馬の妖怪で、風に乗って現れる妖怪「頽馬」が存在する。

頽馬の姿は全く見えないか、小さな玉虫色の馬の上に赤い着物で金の冠を被った女性が乗っているというものだ。頽馬は風に乗って現れ、飼われている馬の中に入り込んで殺してしまうとされていた。

hqdefault

頽馬に狙われた馬は、先ほどまで元気だったにも関わらず、急にその場に倒れ伏したり、暴れた後にくるくると右方向に数回回って死んでしまうという。車などない昔では馬や牛といった動物は移動や荷物の運搬に必要不可欠な存在だったから、馬を飼っている人たちは頽馬を非常に恐れていたという。




妖怪ウォッチのウ魔はバトルでは相手のステータスを大幅に下げる「ウ魔の呪い」や敵全体のまもりを下げる「ダークホース」など、相手を弱らせて味方が優位に立てるようにする技を多く修得している。

ウ魔ももしかしたら頽馬のように技で家畜を弱らせていたのだが、今はもう町中で家畜を見かけることがなくなったため、なかなか出会えないレア妖怪となったのかもしれない?

(黒松三太夫  ミステリーニュースステーションATLAS編集部 寄稿・ミステリーニュースステーションATLAS)

 

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る