地震の前に現れる!?大震災の予兆、牛女や件を見た人々!!

 飢饉や戦争、大地震の前兆として人面で身体が牛の妖怪「件(くだん)」の予言を聞いたり、顔が牛で身体が人間という妖怪「牛女」を目撃したという話は多い。

 妖怪「件」は江戸期の飢饉の度に農家の家畜として誕生し、その惨状を予言した。また、日清戦争や日露戦争の前にも姿を現し、日本の将来を予言したとされている。




 また、第二次世界大戦中には、何度も妖怪「牛女」が目撃されており、一説には神戸のとある旧家の座敷牢に閉じ込められていた「牛女」が神戸大空襲 のどさくさに紛れて逃走し、人間社会に復讐を誓っているという噂も流布されている。

 どうやら、我々日本人は天災や紛争の直前に、牛の妖怪を幻視する傾向があるようだ。このような話は近年でも報告されており、阪神大震災のときも救出活動にあたっていた自衛隊員が崩壊した街中に佇む「件」を目撃したと言われている。

 東日本大震災も例外ではない。八戸在住Sさんの体験を紹介してみよう。東北大震災から2日目の朝6時頃、どうやら八戸市に食料やガソリンを運ぶための久慈市の道路が地震で寸断されたらしく、ガソリンが枯渇することが判明したため、近所のガソリンスタンドの様子を見に行くことにした。

 案の定、歩道には灯油を求める人たちの列が有り、スタンド 前の左車線にも50 m位の車列が出来ていた。この事を家族に伝え、至急灯油やガソリンのキープに走らねばと雪が降る中、トボトボと家に向かって歩いていると、40m位前方から誰かが歩いてくる事に気がついた。30m位の距離に接近して気付いたのだが、黒い和服を着ている女性であった。

「スナックのママさんかな? 地震で散らかった店の片付けにでも行くのだろうか」

 Sさんはそう思った。少しづつ近付いてくるのだが、妙な違和感に気がついた。女性は丸髷を結っているのだが、そこから下の部分が妙に大きい。黒い着物の裾には緑の蔦の刺繍があるが、何故か妙な違和感を感じる。更に接近し、Sさんは悲鳴を上げそうになった。




「コイツ、丸髷から下、顔の部分に目、鼻、口が無い」

 コイツ、ムジナか!?と一瞬思ったが、ソレの横を通り過ぎる時に気がついた。ソレの右目は頭部の真横についていたのだ。そうである。

 妖怪「牛女」であったのだ。

 今年も九州は福岡や鳥取にて大規模な地震が起きている。この時も「半人半牛の妖怪」は出没していたのだろうか。

(山口敏太郎 ミステリニュースステーション・アトラス編集部)

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