ホラー系の創作物を作る人たちは、案外心霊現象を信じている訳ではないし、霊感があると言う訳ではなかったりする。しかし実際の撮影現場や制作現場では、それでも奇妙な現象が報告されたりするものだったりする。
例えば海外の映画監督であるコリン・ハーディーは「死霊館 エンフィールド事件」に撮影時に起きた不思議な経験を語っている。
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映画 『死霊館 エンフィールド事件』特別映像(実際の心霊現象)
海外を中心に人気のあるこのホラーシリーズでは、撮影中にキャストや撮影クルーの何人かが説明できない超常現象を体験し報告してきたという。そして、今回は監督自身も奇妙な体験をしたと述べて話題になっている。
今年のサンディエゴ・コミックコン(San Diego Comic-Con)でのインタビューで、コリン・ハーディー監督は、シリーズの最新作「The Nun」を撮影中に体験した心霊体験について証言した。
THE NUN Exclusive Director Corin Hardy Interview (Comic Con 2018)
撮影クルーがトランシルバニアの要塞で「死霊館のシスター」と呼ばれる最新作を撮影していた時、ハーディー監督は「長い廊下の両側にある小さなセルルーム」内にモニターを設置して撮影の様子を見守ることにした。
「私が部屋に入ったとき、夫婦が部屋の奥に座っているのを見た。要塞の関係者だと思い、『やあ』と軽く挨拶をしてから二人に背を向け、私はモニターで撮影の様子を見ることにした。それは調整が非常に難しい場面であり、撮影には約30分かかったと記憶している。そのシーンの撮影が終わってふと部屋を見回した時、私はずっと一人でモニターを見つめていた事に気がついた−−−夫婦はどこにもいなかったのだ。この部屋の出口は一つだけで、モニターを見つめる私の視線の先にあったが、私は部屋を出入りしている人の姿はひとりも見なかった」
監督はもしかすると、本当に幽霊を見てしまったのかもしれない、と述べている。もしかすると、最新作にも幽霊の姿がどこかに映っているのかもしれない。
死霊館のシスター
(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)