8月27日、国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』の原作で知られる漫画家のさくらももこさんが亡くなっていたことが伝えられた。
その突然の死に日本全国では悲しみの声が相次ぎ、9月2日放送予定のフジテレビ系アニメ『ちびまる子ちゃん』は予定を変更し、2011年に放送されたテレビアニメ第1話のリメイクエピソード「まるちゃんきょうだいげんかをする」の再放送が発表された。
さて、現在は日本のみならず海外(中国・タイなど)でも知名度の高い『ちびまる子ちゃん』だが、実は日本国内では青森県のみあまり知名度が高くないというデータがある。
これは、青森県ではフジテレビの系列局がなく『ちびまる子ちゃん』の放送が行われていなかったからだといわれているようだ。
現在は、ケーブルテレビや近隣地域の系列局(秋田放送や岩手めんこいテレビ)の電波を受信することで、青森県内でも視聴が可能である。ただし、番組の開始から長らく放送が行われなかったために青森県内の四十代以上の世代では『ちびまる子ちゃん』の知名度は決して高くない。
ところが、青森での知名度は高くなくても、実はさくらさんと青森県は強い結びつきがあるのだ。
青森県黒石市にある「津軽こけし館」の2階展示室には、さくらさんが絵付けを行ったこけしが展示されている。この「さくらももここけし」は津軽こけしの普及発展のために製作された一体で、さくらさんがこけしの愛好家(コレクター)でもあったため無償で製作してくれたという。
また、青森のほか福島にも「さくらももここけし」は保管されていることからも、残されたアニメや漫画以外にもさくらさんの創造力と魂はこの先、いろいろな場所で生き続けるに違いない。
ATLASでは「ちびまる子ちゃん」に関して、アニメ版まる子最終回の脚本はすでにある!?、ちびまる子、最終巻にも封印回収録なし、さくらももことTARAKOの声が聞き分け出来ない、ちびまる子ちゃんのトラウマホラー回、ちびまる子ちゃんでおばあちゃんがドッペルゲンガーに?、国会議員がちびまる子ちゃんにクレーム ワンワールド思想?、ちびまる子にサザン桑田が??声が違う?、ちびまる子ちゃん、お姉さん役ラストに感動の声、大人のまる子に総ツッコミ!、などのアーカイブがある。
(文:アリナックス城井 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)
画像『ちびまる子ちゃん (1) (りぼんマスコットコミックス (413))』