4月15日放送のフジテレビ系の人気アニメ『ちびまる子ちゃん』で前代未聞の放送事故が発生した。
この日、放送された『ちびまる子ちゃん』の後半エピソード「中野さん、さくら家に泊まる」の巻では、まる子のおじいちゃんの友人「中野さん」が主役のお話だったのだが、この中野さんを交えたさくら家の団欒の最中に事件は発生した。
石原裕次郎のドラマを見たい父のヒロシと、音楽番組が見たいまる子とおねえちゃんの間でチャンネル争いが発生。収集がつかないことから、客人である中野さんにチャンネルの選択権が与えられ、中野さんは苦し紛れに囲碁の番組を選択した。
そして、まる子のおばあちゃんがチャンネルを囲碁番組に変えようと席を離れ、テレビの前に立った瞬間、事件は発生した・・・。
なんと、テレビの前へ移動したはずのおばあちゃんと、固定位置の友蔵の横に座ったままのおばあちゃんが同時に同じ空間に存在するのを視聴者は確認したのである。詳しく説明すると、ほんの一瞬ではあるがチャンネルを変える横顔のおばあちゃんと、座った後ろ姿の2人のおばあちゃんが同じ画面に映り込んでしまったのだ。
この異様な光景にTwitterでは「いま、おばあちゃん分身してなかった?」「おい!幽体離脱してなかったか?」と騒然。長寿番組である『ちびまる子ちゃん』にとってこの手の作画ミスは珍しいためにすぐさまTwitterのトレンドとして話題になっていた。
原因は不明であるが、おばあちゃんは『ちびまる子ちゃん』のなかでも比較的地味なキャラクターで、自分から動くシーンは非常に少ない。そのため、一家団欒のシーンでは後ろ姿のみの登場が多いため、作画スタッフがつい癖で座ってるおばあちゃんがいることを忘れてしまい、そのまま立ったおばあちゃんも同じ作画に描いてしまったのではないかと推測されている。
また他にも、中野さんのビジュアルが『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する「ぬらりひょん」(勝手に人の家にあがりこんでお茶を飲んだりする妖怪)によく似ていたことから「妖怪キャラクターを使用したことによる怪奇現象ではないか」とのトンデモ説も囁かれていたようだ。
ATLASでは「ちびまる子ちゃん」に関して、アニメ版まる子最終回の脚本はすでにある!?、ちびまる子、最終巻にも封印回収録なし、ちびまる子ちゃん青森で知名度低い理由、さくらももことTARAKOの声が聞き分け出来ない、ちびまる子ちゃんのトラウマホラー回、国会議員がちびまる子ちゃんにクレーム ワンワールド思想?、ちびまる子にサザン桑田が??声が違う?、ちびまる子ちゃん、お姉さん役ラストに感動の声、大人のまる子に総ツッコミ!、などのアーカイブがある。
(文:パンダ・レッサーパン・ダグラフ ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)
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