女優の吉岡里帆がイメージキャラクターを勤めるダイハツの新型車「ミラ トコット」のCMが話題になっている。
吉岡は本CMにて人気アニメ『ちびまる子ちゃん』の主役、まる子が成人した「おとなまる子」を愛嬌たっぷりに演じている。おかっぱ頭に赤いワンピースという、アニメの『ちびまる子ちゃん』そのままのイメージに、ネットでは「かわいい」「はまり役」と概ね好評のようだ。
ところが、一部の視聴者の間ではこの「おとなまる子」に対しツッコミの嵐が絶えないという。
『ちびまる子ちゃん』は多くの方がご存知の通り、原作者で漫画家のさくらももこの幼少期(1970年代前半が舞台)を描いた漫画作品であるため、吉岡の「おとなまる子」は「さくらももこ」本人でなくてはいけないはずなのだが、CMを見る限り「おとなまる子」と「さくらももこ」はどうやら別人のようなのだ。
関連動画
ミラ トコット 「銭湯」篇(60秒) ダイハツ公式
TVCM ミラ トコット 「勘違い」篇(15秒) ダイハツ公式
例えば、「おとなまる子」の「銭湯編」ではまる子の祖父、さくら友蔵らしき老人が登場するが、実在のさくらももこの祖父は彼女が高校2年生の時に老衰で亡くなっている。つまり、この点に関しては熱心な「ちびまる子ファン」からは矛盾点が指摘されているのだ。
穿った見方をしなければ、この「おとなまる子」の世界観は「ちびまる子ちゃん」とは別基軸のパラレルワールドと考えることもできる。が、やはり原作ファンからは違和感のある設定と言わざるを得ないようだ。
なお、近年のアニメ『ちびまる子ちゃん』は現実世界との整合性を極力避ける傾向にあるようで、おばあちゃんが突然分身したり、桑田佳祐の声じゃない桑田佳祐が登場するなど、奇妙な出来事が相次いでいた。
今回の「おとなまる子」もこれら怪奇現象同様に引き起こされた結果なのだろう…なんてね。
ATLASでは「ちびまる子ちゃん」に関して、アニメ版まる子最終回の脚本はすでにある!?、ちびまる子、最終巻にも封印回収録なし、ちびまる子ちゃん青森で知名度低い理由、さくらももことTARAKOの声が聞き分け出来ない、ちびまる子ちゃんのトラウマホラー回、ちびまる子ちゃんでおばあちゃんがドッペルゲンガーに?、国会議員がちびまる子ちゃんにクレーム ワンワールド思想?、ちびまる子にサザン桑田が??声が違う?、ちびまる子ちゃん、お姉さん役ラストに感動の声、などのアーカイブがある。
(文:アリナックス城井 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像『吉岡里帆写真集 so long』