昨夜5月29日に日本テレビ系列で放送された『ザ!世界仰天ニュース』において、2016年に発生した「北海道駒ヶ岳児童置き去り事件」が再現ドラマを交えて詳しく放送された。
この事件に関しては過去にアトラスにおいても何度か取り上げている。
当時から「北朝鮮の拉致ではないのか」「警察犬が臭いを追跡できない!車で連れ去られたのではないか」「鍵をかけたはずの自衛隊の施設の中にどうやって少年は入ったのか」などが疑問点として指摘されていた。
今回の『ザ!世界仰天ニュース』ではこの事件の張本人である家族が焦点となっているようだ。
しつけのためと何度も再現ドラマの中で繰り返されるが、単純に美化してよいものだろうか。いささか疑問が残るのは筆者だけであろうか。
ネット上では番組を見た視聴者から批判の声も多く上っている。
1日あたり100人から200人の警察消防関係の人間が、捜索に当たっている。6日間合計千人以上の人間が動員され、人件費だけでも1000万円をゆうに超える。総裁の食事代や車両のガソリン代、ヘリコプター稼働費用を含めると数千万円のコストがかかってしまった。それは全て国民の血税から捻出されたものである。
たとえ、しつけであるという理由があったとしても、決して許される行為ではない。ましてや美談にするとは信じがたい。もちろん美談にしないと再現ドラマ等の放送が本人達から許可が出ないのであろうが、血税を使われた視聴者たちからすれば何を言っているのだと、怒りに震えるのもわかる。
(すぐれいち恭介 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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