前知事の死去に伴う沖縄県知事選挙が行われた。投票の前は野党が支持する玉城デニー候補の苦戦が噂されたが、辛くも玉城候補が接戦に打ち勝った。
選挙前には反権力、市民活動家の間で様々な陰謀論が囁かれた。
「選挙の妨害のために安倍内閣が人工台風を発生させた」
「選挙システムは与党側が勝つような仕組みが施されている」
ここ数年毎回選挙の度に噂される陰謀論である。
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結果、与党の陰謀に苦しめられていたはずの玉城候補が勝ってしまった。玉城候補は政府の悪どい陰謀により破れるはずではなかったのか?このような陰謀を唱えていた人々はどう説明するのであろうか。
「陰謀がバレそうになったから勝たせた」とでも言い訳するのであろうか。全く馬鹿げた陰謀論だ。
確かに気象を操る兵器はある。政府や与党の裏工作、謀略もあるだろう。しかし、沖縄の知事選挙に関して人工台風や不正選挙の影はない。
反権力やプロ市民が応援する候補が落選したときは不正選挙で、勝った時は不正選挙システムは作動しなかったという説明では説得力がない。
ハッキリ言うと、各地の選挙ではその候補に人望やアピール力がないから敗れているだけではないか。
陰謀論を唱える前に、しっかりした候補の育成と地道な党活動をするべきではないだろうか。
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(山口敏太郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)
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