「彷徨えるユダヤ人」という言葉をご存知だろうか。
最後の審判の日まで死ぬことが許されない人物、アハスエルスの事である。
アトラスでは度々不老不死の人物を記事にしている。サン・ジェルマン伯爵、始皇帝、近代の人物では藤田紀子、プーチン、加藤諒である。
このアハスエルスは、日本ではあまり馴染みがない人物だが、キリスト教文化圏では有名な人物であり、ゲーテやワーズワースの詩にも登場している。
元々は靴屋であり、十字架を背負いゴルゴダの丘に向かうイエスキリストに小休止をさせず、「さっさと行け」と罵声を浴びせた。そのときイエスから「私は行くが、おまえは私が帰ってくるまで待たねばいけない」と言われ、最後の審判の日まで死ぬ事が出来ない身体になってしまった。
その後、世界を放浪していると言われており、1228年にはイギリスに姿を現し、1542年にはドイツに現れたと伝えられている。
なお、不老不死に関するアーカイブは他にも「日本の大学の記者会見に400年前の江戸っ子が乱入」
「カーツワイルの予言、人類はいずれ死を克服する」「40歳若返る薬が実在する」「キアヌ・リーヴスは100年以上前の写真に写っている」「タモリ仙人伝説、夕食を食べないから歳をとらない」「藤田紀子は20年前から歳をとってない」「始皇帝と徐福が憧れた不老不死 」「不老不死の生物「太歳」 」「加藤諒は不老不死だけど高血圧」「プーチン大統領不老不死伝説」「鳥越俊太郎は不老不死か?終戦時に20歳だった? 」などがある。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)
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