古来から人類は「不老不死」の野望を持っていた。
細胞の老化がある以上、不老不死はありえないと一般常識を持った読者は思われるかもしれない。
しかし、昨今の研究で細胞にある操作を施すと不老不死も夢ではない事が判明したのだ。
ハーバード大学とオーストラリアのニューサウスウェールズ大学(UNSW)の共同研究チームは2歳のハツカネズミの細胞を1週間で6ヶ月のハツカネズミの状態に若返らせることに成功した。
研究チームによると、生物の老化の原因は時間と共にミトコンドリアと細胞核間のコミュニケーションが減退していくことにあるという。しかし、老化と共に数が減るニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)という化合物をハツカネズミの細胞に注入したところ、細胞間のコミュニケーション能力が向上し、2歳のハツカネズミの細胞が1週間で6ヶ月のハツカネズミの細胞レベルに若返ったと言うのだ。
この変化は人間で言えば60歳の人間を20歳に若返らせる事に相当する。しかも、NADが体内で作られる物質である為、人間に投与した場合でも副作用は最小限であると考えられている。
研究チームのUNSW教授・デービッド・シンクレア博士は、「私たちが発見した老化プロセスは既婚のカップルのようなものです。若い時はコミュニケーションは活発ですが、時間と共に狭苦しいところに一緒に住むことでコミュニケーションが途絶えていきます。しかしコミュニケーションが回復すると問題が解決します」と語る。
実は今年3月20日に101歳で亡くなったデビット・ロックフェラーも「本当は亡くなっていなく、若返りの技術を使って別人のように生きている」という噂もある。
この錠剤が一般向けに流通するのは何年も先で、しかも、1日当たり約5万ドル(約520万円)という巨額の薬代が必要になる予測されるので、当然ながら安易に入手出来るものではない。
しかし、巨額の富で最先端の医療技術を駆使出来るデビット・ロックフェラーなら、既に利用していたという可能性は考えられるだろう。
なお、不老不死に関するアーカイブは他にも「日本の大学の記者会見に400年前の江戸っ子が乱入」
「カーツワイルの予言、人類はいずれ死を克服する」「キアヌ・リーヴスは100年以上前の写真に写っている」「さまよえるユダヤ人、キリストが再来するまで死ねない男」「タモリ仙人伝説、夕食を食べないから歳をとらない」「藤田紀子は20年前から歳をとってない」「始皇帝と徐福が憧れた不老不死 」「不老不死の生物「太歳」 」「加藤諒は不老不死だけど高血圧」「プーチン大統領不老不死伝説」「鳥越俊太郎は不老不死か?終戦時に20歳だった? 」などがある。
(深月ユリア ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)