そこに足を踏み入れてはいけない「呪いの村」都市伝説の真実とは

 都市伝説では、現実に存在する(或いは過去に存在した)にも関わらず、”地図に載っていない町”というものがある。例えば、「杉沢村伝説」などの設定がそれだ。戦時中に大量殺人が起きてしまい、人心の動揺を防ぐ為に事件そのものが封印、地図からも村の記述が消されてしまったというストーリーである。

 この不気味な伝説は、フジテレビの番組「アンビリーバブル」などTV・雑誌先行で流布されたフォークロアであり、横溝正史の小説「八ツ墓村」や青森で実際に起こった殺人事件がモデルとなって創られた可能性が高い。




 この手の村系都市伝説は多く、アイスホッケーのマスクを被った殺人鬼が出てくる「ジェイソン村」、瀬戸内の離島にあると噂されている「生贄村」、女性ばかりで構成されており、迷い込んだ男性から子種を搾り取ると、殺してしまう「アマゾネス村」、新潟の山奥にある下界と隔離された「隠れ里」、鹿児島の某島にある隠れキシリタンの秘密の祭事を行う集落など、枚挙に暇が無い。

 また、第二次世界大戦中は、軍事的な拠点のある地域は、意図的に地図上から消されており、米国の一部の地域は、現在でも市販の地図上から消されている。一方で「ダミーストリート」というものもある。地図の無断コピーを防ぐためのテクニックのひとつで、ネットや出版物の地図に実在しないダミーストリートを意図的に書き込み、他社の無断コピーを見破るというものだ。

Gooigle Mapに出現する実際には存在しない町「アーグルトン(Argleton)」が話題になった際に出てきたもので、特にネットの地図ではこのような仕掛けが施されている事が多いという。




 そのため、「存在しない村」という都市伝説はある意味で現実にもありうると言えるのだ。

 さて、過去に筆者はとある有名な都市伝説の舞台となった村「ラビリンス村」にテレビのロケで出向いた事がある。この「ラビリンズ村」という名称は番組スタッフによって名付けられたものなのだが、三重県にあると言われており初出は釣り雑誌であるという。一度入り込んだら逃げ出すことが不可能な村と噂されており、村内の道が迷路になっているというのだ。この現場で筆者やロケ隊は恐怖の体験を味わう事になるのだが、それは別の機会に譲りたい。

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)

※画像 ©PIXABAY

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