メキシコのある町にて「聖母マリア像が涙を流す」という現象が起き、この奇跡を一目見ようと小さな教会に何百人もの訪問者が訪れるという事態になっている。
地元メディアの報道によると、この不思議な現象はエル・チャナルという集落の教会で10月に起きた。
その日、子ども向けにキリスト教の教えを解りやすく説くカテキズムの授業が行われていたのだが、授業を受けていた9歳の少年がマリア像が涙を流しているのを発見。
像が涙を流すという現象に教区民が驚いたのは当然のことで、泣いているマリア像の映像はすぐにネットで公開され、メキシコ国内のSNS上で拡散された。
地域住民は、聖母マリア像が涙を流しているのは近年この地域の治安が急速に悪化しているのを悲しんでいるからだ、と考えている様子。事実、昨年この地域では暴力犯罪がかなり増加したと発表されている。
そのため、このマリア像の涙が神の介入と認識されることによって、この地域に平和がもたらされることを期待している地域住民も多いようだ。
勿論この「奇跡」については、作品に使われた多孔質の素材が原因で起こった結露等の自然現象である可能性が高いという懐疑的な意見が出てきている。しかし、治安の悪化に悩む現地の人々がこの現象に対し、一縷の望みをかけてもおかしくはないだろう。
マリア像の涙は?奇跡的なメッセージなのか、それとも単なる自然現象か。皆さんも動画を見て考えてみてほしい。
‘Crying’ Virgin Mary statue with tears ‘flowing’ down her cheeks stuns churchgoers https://t.co/dZDKXoM9uP
— New York Post (@nypost) November 16, 2023
(勝木孝幸 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)