スピリチュアル

「死の刻(こく)を知らせる子供の話」

はじめまして。ラジオネーム「だっぺちゃん」です。茨城出身の49才です。

◆死の刻(こく)を知らせる子供の話

これは、父に聞いた、私が産まれる前のお話です。

うちのお爺ちゃんは、癌で長いこと病院に入院していました。当時家にはお婆ちゃんと父母の3人で暮らしていました。

ある日、父が車で仕事からの帰り道、家に程近いT字路を曲がろうとスピードを落とした時、道の横の田んぼの中に、ちゃんちゃんこを着た子供が二人並んで立っていたそうです。

子供は男の子と女の子で、父に向かって二人揃って深々とお辞儀をしたのだそうです。

それを見た父は、『あ、父ちゃん亡くなったな』と思ったそうです。




家に着くと、開口一番お婆ちゃんが「お父ちゃん亡くなったって。今病院から電話があった」と言ったそうです。

父は、「うん、知ってる。知らせが来たよ。病院さ行くべ」と言って、お婆ちゃん達を乗せ来た道を引き返し病院に向かったそうです。

父曰く、現れたのが何故子供二人だったのか、わからないそうなのですが、着ていた昔風の服装からして、この世の者じゃないと思ったそうです。

後々お婆ちゃんから聞いたのですが、お婆ちゃんとお爺ちゃんには、幼くして伝染病と病気で亡くなった子供が二人いたのだと言うことです。

私はその死んだ子供が、あの世でお爺ちゃんを迎えたので、兄弟の父に知らせに来たような、そんな気がしています。

(アトラスラジオ・リスナー投稿 だっぺちゃんさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Photo credit: National Museum of Denmark on VisualHunt.com