「ロサンゼルスUFO空襲事件」戦中に起こった大都市UFO目撃事件

ロサンゼルスUFO空襲事件は、第二次大戦中の1942年アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス上空で発生した、UFO群の飛来とそれに対してアメリカが砲撃を行なったという事件である。通称「ロサンゼルスの戦い」とも呼ばれている。

2月24日、正体不明の光と照明弾がロサンゼルス上空で目撃された。この時アメリカは、交戦中の日本軍による真珠湾攻撃から3ヶ月後しか経っていなかったこともあり、今回も日本軍による敵襲ではないかと反応した。

午後7時18分、そこから4時間に渡って警戒態勢を発令する。

翌25日の午前2時15分には、190kmほどの沖合で未確認の物体をレーダーが探知したことで、ロサンゼルス市中に空襲サイレンが鳴り響き灯火管制が敷かれ厳戒態勢がとられた。目撃情報によると、飛行物体は猛スピードでジグザグに飛行していたという。

午前3時16分、海上から飛来する謎の飛行物体に対して探照灯が照らされ、そこからおよそ1時間ものあいだ砲撃がなされた。午前7時21分には灯火管制が解除されたものの、実に1430発もの攻撃を与えたにも関わらず、ただの1機も撃ち落とすことはできなかった。

戦後、日本軍の関与が否定されると同時に群れを成す飛行物体がUFOだったのではないかという説が浮上した。これに対して、戦中の過敏な精神状態から生じた集団パニックによる誤報という説もあり、またこの事件の象徴とも呼べる“複数のサーチライトで飛行物体を照らす”光景を写した写真も加工が施されているという疑いが持たれた。

しかし、 “現実で何かしらの事態が発生していた”ということは確かなようである。米軍は果たして何と戦っていたのだろうか。

（にぅま　山口敏太郎タートルカンパニー　ミステリーニュースステーションATLAS編集部）