アルゼンチン・ブエノスアイレス州の静かな町サラディージョが、ゾッとするようなミステリーの舞台となった。
かつては柵もなく生活が営まれ、夜道も安全だったこの静かな町が、今では恐怖と不安に包まれている。なぜなら、合理的な説明のつかない存在が近隣住民を悩ませ始めたからである。
なお、「それ」は子供のように見えるが、人間離れした俊敏さで四つん這いになって動くという。ものすごいスピードで走り、壁をよじ登り、木から木へと飛び移るのが目撃されている。
cronica.com.arは地元の消防隊に連絡を取り、証言の信憑性を確認した。すると、単なる都市伝説かと思いきや意外な裏付けがあった。「何かがいます」というのが、身分を伏せた消防士の謎めいた答えだった。
恐ろしい出会い
目撃者の証言は衝撃的だ。とある女性がサン・マルティン通りを車で走っていた時、歩道に7、8歳くらいの子供が一人いることに気づいたのが始まりだった。その子供は不自然なスピードで四つん這いになって走っていたという。
しかし、それだけではなかった。ほんの数メートル先で、3人の人物が恐怖のあまり走っていた。「追いかけられる!」と彼らは叫んだ。
警察に緊急通報が入って以降、恐怖が地域に広がった。また、「それ」が塀の上で奇妙な姿勢をしているのが目撃された。
警察官がその家のドアをノックし、住民の子供かどうかを確認すると、家主は信じられない様子で答えた。わずか数秒後、その人影は再び現れ、同じ壁の上であり得ないほど動いていた。
理解を超えた存在
サラディロのアイスクリーム店で働く女性の父親であるギレルモは、この出来事を直接目撃したと主張する。
彼は、その存在が不規則かつ不穏な動きで彼らにつきまとっている様子を説明した。「demonic boy デーモニック・ボーイ」(悪魔の少年)、警戒中の警察、恐怖に怯えて通りを走る人々・・・。しかし、次の証言に誰もが息を呑んだ。
「人間の子供ではないです。あれは四つん這いで歩いているのではなく、逆さまになっていたんです。頭は上向きで、体がありえない動きをしていました」
超常現象か?未知の生物か?都市伝説か?
一体これは何だったのだろうか?超常現象か、憑依された子供か?それとも伝説上の狼男「ロビゾン」の出現を目の当たりにしたのだろうか?はたまた、これまでに確認されていない未知の生物なのか?疑問は尽きない。
静かな村だったサラディロは、今では答えのないミステリーの中心地となっている。目撃者が証言を重ねていく中で、町では「ヤツが再び現れたらどうすればいいのだろうか・・・」という不穏な疑問が漂っている。
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【文 イトフゆ】