2018年5月25日、和歌山県田辺市在住の資産家・野崎幸助氏が死去したことがわかった。
自宅二階で死亡しているところを発見され、当初は死因が不明とされていたが、警察による検視の結果、遺体から致死量の覚せい剤が検知された。
覚せい剤は自ら服用したものか、他者に摂取させられたものか不明だが、身体に注射痕がないことから、食べ物や飲み物に混入されて、知らずに摂取したものと見られている。
野崎氏は10代からビジネスに勤しみ、金融や不動産で成功。50億円もの資産を持つ立志伝中の人物であり、田辺市では有名な富豪であった。
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また無類のプレイボーイとしても知られ、生涯で4000人の美女に30億円を貢いだと自著の中で豪語していた。
野崎氏は、以前にも50歳も年下の当時交際中だった女性に、貴金属数千万円と現金数百万円を盗まれている。この時、テレビの取材に対して「私にとって1億円は紙切れのようなもの」と発言し、物議を醸した。
この野崎氏の死去の二週間ほど前に、野崎氏が「遺産を全てあげたい」と話していた愛犬が死去。その死因も不審である。病気や老衰ではなく、突如苦しみ出し動物病院に向かう車の中で死亡したというのだ。この愛犬の死も毒殺ではないかと推測されている。
2018年2月18日に野崎氏は20代前半のモデルの女性と結婚しており、新婚生活3ケ月での惨劇となってしまった。 覚せい剤を致死量まで盛られた野崎氏の死、さらに愛犬の不審な急死・・・これは何を意味するのか。
現在、莫大な遺産の継承者となった新妻から、警察は慎重に事情を聞いている。
事業を展開するにあたって野崎氏は、恨みをかったこともあるかもしれない。とすれば、犯人は一体誰なのか?早急の逮捕を望む。
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(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)