昨日の29日午前5時58分頃、北朝鮮が平壌近郊の順安(スナン)地区より弾道ミサイル1発を発射。北海道の襟裳岬上空を通過し、東約1180キロ・メートルの太平洋上に落下した。
今回のミサイルは北朝鮮の「火星12号」と呼ばれる大陸間弾道ミサイルと考えられており、飛行距離は2700キロ・メートル、最高高度は550キロ・メートルと推定されている。
日本海上空において三つに分離した可能性があるが、詳細は調査中とのこと。今回のミサイルでは日本の領域への落下物や、付近を航行する航空機や船舶への被害報告等の情報は確認されていない。
日本上空をミサイルが通過したことにより、北海道や東北など広範囲で全国瞬時警報システム、通称Jアラートによる通報がなされ、新幹線などの電車が一時運転を見合わせるなどの事態も起きた。また、一部地域では防災行政無線から放送が流れないなどのトラブルが発生、原因究明に尽力しているとの報告もあった。
朝から多くの人の注目を集める結果となった北朝鮮のミサイルとJアラートだが、ネット上で「Jアラートが鳴るのを予言していた人物がいた!?」とする声が上がっている。
ある人物がTwitterでスクリーンショットと共に上げた発言によるものなのだが、この人物はJアラートに関してネットで調べていたところ、Youtubeで緊急地震速報などの警告音を試聴できる動画を発見。何人かがコメント欄に書き込んでいたため目を通してみると、その発言者の中にJアラートが鳴ることを予め知っていたかのような書き込みをする人物がいたのを発見してしまったのである。
数カ月前、この動画には「国民保護サイレンが鳴った時は死を覚悟しなきゃ」といった内容のコメントが残されていたのだが、8月28日に「え?明日なるよ?」というコメントが急に書き込まれる。そして、その数時間後に北朝鮮がミサイルを発射、早朝の日本の広域でJアラートが鳴ることとなったのである。
このことから、ネット上では「予言者が出た」「スパイなのか?」とする意見が続出。にわかに注目を集めることとなった。
だが、厳密にはネタとして書き込んでみたところ、本当にタイミングが重なってしまったというのが事実だろう。今年に入ってから北朝鮮は何度もミサイル発射実験を頻繁に行っていた事も関係しているかもしれない。
なお、今回のJアラートを予言したとされる人物は「9月9日の後に何日か経過したら来るかもしれない」として、その時にまた国民保護サイレンが鳴るとも語っている。
これは単なる偶然なのだろうか・・・。
実際に9月9日は北朝鮮の建国記念日にあたる日のため、北朝鮮の動向に注目されている日でもあるが、果たして。
参考Twitter
https://twitter.com/Fuygyu_Azarea/status/902420306240847872/photo/1
https://twitter.com/teacupintado/status/902540551089668096/photo/1>
(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
※以下の動画のコメント欄に、予言?とされるコメントが残されていた
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