最近、様々なメディアに出ている新進の人気女優と言えば、吉岡里帆が挙げられる。現在、TBS系列で放送中のドラマ「きみが心に棲みついた」での懸命な演技ぶりが、30代40代の女子の間で高い評価を得ている。とかく、女優に対しては厳しい評価を与えがちな、主婦やOLたちが彼女を熱く支持している。
他にも30代40代の男子の中でも、彼女は熱狂的に支持をされている。昨年冬から放送され話題になった日清食品「どん兵衛」のコマーシャルの中でごんぎつねに扮する彼女が可愛すぎると、これまた働き盛りの中年男子の心を鷲掴みにしているのだ。
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日清のどん兵衛CM 「どんぎつねがいない 篇」 60秒 / 星野源・吉岡里帆
もともと彼女がブレイクしたきっかけは、NHKで放送されていた朝の連続テレビ小説「あさが来た」の出演であった。これがきっかけでドラマや映画に引っ張りだこになってしまった。
アイドル女優という言葉があるが、彼女にはそれが当てはまらない。学生時代につかこうへいの芝居を見て感激した彼女は、芝居の猛勉強をしている。ただルックスが良いだけで、なんとなく芝居を始めた若手女優とは格が違うのだ。
また、名前は出さないが、明らかに事務所が不自然なプッシュをする「ゴリ押し女優」が中年女性の間ではいみ嫌われている。
もはや素人の女性の間でも、バーターによるタレント起用、事務所のゴリ押しによるキャスティングなどが見破られるようになってきており、そのような政治的圧力が背景にある女優はネット上でバッシングの憂き目にあう。
逆に、実力で上がってきたと一般人に見なされた女優は徹底的に視聴者からプッシュされる傾向にある。 ある意味、フェアな評価がなされる時代が来たといえよう。
昨年報道されたように、佐藤健との恋愛や目尻の切開疑惑があるものの、そのような逆風には負けず、女優として大輪の花を咲かせてもらいたい。一般視聴者は馬鹿ではない。ちゃんと努力して登ってきた女優を正当に評価する時代がやってきているのだ。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)