7月19日放送の『酒のツマミになる話』(フジテレビ系・金曜21時58分)は、90年代『シノラー』ブームを巻き起こし
現在デザイナーとして活躍する、番組初登場のゲスト・篠原ともえが驚愕エピソードを披露した。
「怖いかたとの接し方って、どうされてますか?」
と、出演者一同に問うた篠原は、芸能界や一般社会の社長といった『怖いイメージのかた』に対し、自身は物怖じしないタイプなのだと言及した。
そんな篠原が、ブレイクした16歳の頃のこと。
もともと人懐っこかったという篠原は、「怖いかたとも、とにかく仲良くなりたい!」と思っていたという当時
『物を投げる』と業界で恐れられ、巨匠と呼ばれた大物演出家の蜷川幸雄氏と仕事が一緒になり…
「蜷川さぁ〜〜ん!!」
と、何と満面の笑みで言って、それからどんどん蜷川氏に話しかけたのだそうだ。
こともあろうか、怖いと恐れられていた大物演出家に対し、当時の篠原の大胆不敵な行動に思わず「うわっ!」と驚愕の声を上げた出演者一同をよそに
「逆にみんな怖がって来ないから、蜷川さん凄い喜んでくれて!」
と、篠原は蜷川氏の思いがけない様子を振り返った。
また、蜷川氏は稽古のあとにスタッフや若手の俳優にダメ出しするのが恒例だったそうだが、ある日のダメ出しで
「お前らも、篠原みたいに俺に怖がらずもっと来い!!」
と、何と!蜷川氏は篠原を皆に絶賛したそうだ。このエピソードに対し、
「そう言われたら言われたらで、行きにくいけどな」と、MCの千鳥・大悟はそう簡単には行かないというように顔を渋らせたが
「蜷川さんは多分、嬉しかったんだー!」と、当時の蜷川氏の心情を察した進行役の千鳥・ノブに篠原は満足そうな笑顔を向けると
「だから、怖いかたって実はみんなに話しかけて欲しかったりとかあるんじゃないかと思うんですよー!」
と、持論を展開して締めくくった篠原に納得の様子の一同だった。
“あの“シンガーソングライター・松任谷由実のステージ衣装のデザインを手掛けるなど、大物デザイナーと呼ばれるポジションに着実に歩を進める篠原だが
かつての自身のように、物怖じせず篠原の懐に飛び込んでくる若手を将来目の当たりにしたとき
あの日の蜷川と同じように、篠原自身もきっと心より嬉しく思うのは間違いないだろう。
(香里 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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