2017年4月より放送されているテレビ朝日のドラマ『やすらぎの郷』が今月末の9月29日(金)をもって最終回を迎える。最終回はいつもの30分番組から15分拡大し45分でフィナーレとなる予定である。
本作は脚本家の倉本聰が「大人の観るドラマが少ない」と企画段階から大きく関わったドラマで、石坂浩二、浅丘ルリ子、有馬稲子、藤竜也、ミッキー・カーチスなど昭和を代表するスター俳優たちが大集結するなど、以前より大きな話題になっていた。
同上のスターたちを揃えて、仮に50年前に制作されていたとすれば、出演料だけでも天文学的な数字になっていたことに間違いなく、そんな熟練俳優たちがそれぞれのキャラクターを実に巧く主張し、かつそれぞれを邪魔しない、まさに名演技をそこかしこで魅せる珠玉のドラマが『やすらぎの郷』だ。
そんな『やすらぎの郷』だが、最終回を前に「続編希望」を訴える声が視聴者および製作スタッフ、そして出演者から噴出。近いうちに続編が製作されるのではないか、との話が出ているという。
現に『やすらぎの郷』は現在、大きな修羅場を迎えており、石坂浩二演じる菊村栄の孫娘が52歳の会社社長と不倫の末に妊娠するという衝撃ストーリーに発展している。
「とてもじゃないが現在最終回まで2週間を切っているドラマの展開とは思えない」の声が相次いでいるほかにも、倉本聰の原作本(オリジナル脚本集)自体が最終回以降の展開を匂わす内容となっているという。
また、視聴率も常に10%前後をマークしているためにテレビ朝日側も是が非でも続編を制作したい意欲を見せているほか、高齢出演者からも「動けるうちにまた『やすらぎの郷』に出たい」との声が相次いでいるために、俳優女優たちがまだ健康であるうちに続編が製作されるのではないかとの噂が絶えない。
原作・脚本の倉本聰が85歳、出演者の平均年齢78.1歳という「後期高齢者出演ドラマ」は果たして無事に続編制作することを迎えて、またこの度のようなスマッシュヒットを飛ばすことは可能だろうか?
(アリナックス城井 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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画像は『やすらぎの郷(上) 第1話~第45話』表紙より