心霊スポットに行って気分が悪くなったりするのはよく聞く話だが、ごく稀なケースだが実際に流血を伴う怪我をさせられるという話もある。
イギリスの心霊研究家ポール・トゥーレ氏の手には、今なおはっきりと残る火傷のような傷痕がある。これはかつて彼が心霊スポットに赴いた際に幽霊によってつけられたものだというのだ。
彼は先月、イングランド・サマセット州シェプトン・マレットに存在する廃棄された刑務所に心霊ツアー参加者と共に訪れた。この刑務所の歴史は長く、多くの死刑者も出していたという。2013年に刑務所の運営は終了し、原作は廃墟になっている。
彼は死刑を宣告された囚人が最後の数時間を過ごすとされる部屋で解説していたときに奇妙な傷を負ったという。この時彼が紹介していたのは、1943年に殺人罪で絞首刑を宣告されたある人物だった。
この人物の犯行や亡くなるまでの記録をツアー参加者に話していたところ、彼は左手に激しい痛みを感じた。慌てて手を見るとそこには、まるでタバコの火でも押し付けられたような傷痕がはっきりとついていたという。
もちろん、彼に傷をつけるような仕草を見せた人物はいなかったし、彼の周囲には怪しい人や怪我を負わせるような物、タバコ等の火種になるようなものは存在しなかったという。
彼は、自分の事をあまり語られたくないと思った受刑者の霊がこのような傷をつけたのではないかと考えているそうだ。
(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)