「皮膚呼吸」しないと人間は死ぬ…は全くのウソだった!?

 古くから存在する都市伝説の中に「皮膚呼吸」がある。

 これは、人間の呼吸は肺以外にも皮膚からも酸素を取り込む必要があり、長い時間皮膚が外気に触れないと軽度の窒息状態となりやがて死に至る・・ ・という都市伝説である。



 この「皮膚呼吸」は実在する用語であり、ミミズやヒル、 ゴカイなどの環形動物(かんけいどうぶつ) は呼吸器官を持たないため、に皮膚で呼吸する必要があるほか、カエルやトカゲなどの両生類は肺と併用する形で皮膚から酸素を取り込んでいることが明らかになっている。

 実は人間も「皮膚呼吸」を行うことが科学的に証明されているが、 ミミズやカエルに比べてその割合は低く1%以下しか皮膚呼吸を必要としていないという。

 つまり人間の皮膚をビニールなどで密封したとしても、肺からの呼吸さえできれば窒息状態にはならず「人間は皮膚呼吸ができないと死ぬ」というのはまったくのデマだという。

 では一体なぜ、このような都市伝説が生まれたのか・・・。

 一説によると某化粧品会社の宣伝マンが皮膚の健康を力説する際「皮膚呼吸」というワードを間違った形で紹介したことが一因であるほかに、アメリカ西部で20世紀前後まで行われた刑罰「タール羽の刑」(全身にタールを塗りニワトリの羽を全身に付着させる刑。精神的に屈辱を与える刑罰なので死に至ることはない)が誤った形で伝わったことが原因とされている。

 また、日本では1960年代後半以降、急激に「皮膚呼吸」の都市伝説が広まったという説があり、これについてはある舞台俳優のジョークが原因だったという話がある。

 その舞台俳優がキャバレーの余興で「金粉ショー」(全身に金粉を塗って踊る芸)を行ったところ 客が大ウケで支配人がその俳優に「今日も金粉ショーをやれ!」 と注文をつけたところ「冗談じゃない! 金粉ショーは皮膚呼吸ができなくなるから命懸けなんだ! 金粉ショーやるなら俺はギャラを3倍もらう!」と怒りだしたという。




 もちろん前述の通り、金粉ショーを何度やっても死ぬことは有り得ず、これは俳優がギャラアップを画策するための詭弁だったのだ。ところが妙に説得力があったのか、その後、俳優は金粉ショーを行うことでより多くのギャラを貰えたという。

 それ以来、日本では「皮膚呼吸ができないが死ぬ」 という都市伝説が全国的に広まり現在に至っているらしい。

(アリナックス城井 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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画像©PIXABAY

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