タグ:柳田国男
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日本民俗学界の父である柳田国男は、1875年(明治8年)7月31日、兵庫県神東郡田原村(現在の神崎郡福崎町)に生誕した。 代々の医者を務める松岡家の六男であったが、元来体の弱い子供であり、本を読むのが好きな子供…
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明治維新のころ、江戸の空を天馬が駆け抜けたという事件があったという。 これまた現代人が見たら、「エイリアンの開発したエイリアンアニマルではないのか」、或いは「UFOに吸い上げられている馬ではないのか」と思ってし…
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九州の熊本で妖怪の墓が発見された。これは衝撃的である。
「おばけは死なない、病気も何にもない♪」という大前提が崩れたのだ。九州を駆けめぐった妖怪の墓の伝説について解説しよう。 大映の名作映画「妖怪大戦争」「…
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第一章 ヌリカベ伝承発見の経過報告 現代においてヌリカベはメジャーな妖怪である。これは水木しげる作『ゲゲゲの鬼太郎』にレギュラー妖怪として採用された為である。それ以前のヌリカベは一部の地方でしか語られないマイナー…
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遠野といえば、柳田国男の『遠野物語』で知られ、民俗学の故郷として広く認識されている。その遠野で今、最も熱いスポットが早池峰神社である。この神社は妖怪ザシキワラシ発祥の地といわれており、最も古いザシキワラシの目撃談が残され…
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「隠れ里」とは、人里離れた場所に存在し、時折迷い込む人々をそのまま取り込んだり、福を与えたりする異界である。浄土や竜宮のように遠くにある異界ではなく、人間が生活を営む里のすぐそばに存在すると解釈された異界であった。
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「子泣き爺」は、四国の徳島県の山間部に伝承されている妖怪である。 元々はマイナーな妖怪で、決して有名な妖怪ではなかったが、一躍スターダムにのし上がったのは、隣県の香川からやってきた民俗学者の武田明によって報告されて…