明治維新のころ、江戸の空を天馬が駆け抜けたという事件があったという。
これまた現代人が見たら、「エイリアンの開発したエイリアンアニマルではないのか」、或いは「UFOに吸い上げられている馬ではないのか」と思ってしまうだろう。
実はこのエピソードは、昭和初期の雑誌にて芥川龍之介が柳田国男に知人の目撃談として、紹介しているのだ。このように、時代が改める時や聖人が生まれた時、あたらしく天皇が即位したときには、このような不思議な生物が虚空を飛ぶとされているのだ。
この話は伝説ではない。
平成の御世において、秋篠宮悠仁親王殿下の誕生に際しても不思議な瑞兆現象が起こっているのだ。まずは、ご懐妊発表直前の2006年1月11日、琵琶湖にて黄金の体色をしたビワコオオナマズが捕獲された。
他にも、名古屋市中区の「ランの館」でも不思議なシンクロニシティが起こっている。秋篠宮殿下が手植えした「プリンセス・キコ」というランが、紀子さまの懐妊が明らかになった直後に偶然開花しているのだ。
さらに出産前日の9月5日、北海道を御幸中の天皇皇后両陛下の前に、二重の虹が現れる。出産当日の9月6日には、日本列島を直撃する予定だった台風12号が、突如コースを変更し、外洋に去っていったのだ。
また、山形新聞の報道によると、出産直前の2006年8月31日には、出羽三山の上空にてまるで竜のような形をした雲が出現している。
この山は天皇家ともゆかりが深く、約1400年前に崇峻天皇の息子で修験道に多大な影響を与えた蜂子皇子(能除太子)が開山したと伝承されている。その湯殿山参籠所付近で、出羽三山を参拝中の獣医師・山田晋太郎氏(29歳)(佐賀県唐津市町田在住)が竜のように見える雲を撮影しているのだ。
だが、筆者はこの出羽三山の報道を不審に思い、山田晋太郎獣医師を探し、佐賀県の獣医師の団体に確認したが、該当者はいなかった。近県の獣医師団体にも、山田晋太郎なる人物はいなかった。この事実に関して山形新聞に問い合わせしたが、回答はもらえなかった。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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