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フランスでローマ時代の「呪いの石板」が発掘!!絶滅した言語で刻まれた神託

オルレアン考古学局の研究者らによるフランス北西部の18世紀の病院の発掘調査で、2000年前のネクロポリスに60以上の墓と、絶滅したケルト語であるガリア語で書かれたものを含む21の「呪いの石版」が発見された。

2022年、パリの南西約120キロに位置するオルレアンの町にある18世紀の病院の地下で発掘調査が行なわれ、60以上の墓を含むローマ時代のネクロポリスを発見。

埋葬されたのはすべて男性の遺骨で、壁に沿って一列に並んでいた。埋葬された墓の中には、神の復讐を求めたり、神々に願いごとをしたりするための「呪いの石版」もあった。

呪いの石版は、神々へのメッセージを刻んだ薄い鉛の板を釘で刺し、墓や井戸に納めたものである。

反射率変換イメージングを使用したことで、花瓶と複数のコインと一緒に埋葬されていた男性、その足の間から発見された墓地の石板の一つが、事実上解き放たれた。そのラテン語の碑文には、ケルト語であるガリア語で書かれたいくつかの言葉が添えられていた。

絶滅言語・ガリア語で書かれた石版の一つに刻まれたメッセージを、科学者たちは解読した。そのメッセージは、ローマ神話の戦いの神マルスを呼び起こし、その神に一連の人物を呪うよう求めていた。碑文には、呪いの対象として何人かの名前も記されていた。

オルレアン考古学博物館によれば、言語学の専門家の翻訳により、次のように書かれていることがわかった。

「名を貫く王家のマルスに捧ぐ以下の男女の呪いである。不幸で不当な偉業を成し遂げた者たちそして、これらの男女の共犯者であるすべての人々も。」

石版には一連の名前が列挙されている。

現在、X線トモグラフィーを使って、墓地から2つ目の呪いの石版を調査している。研究者たちは、残りの20枚の石版の翻訳を続ける中で、古代の宗教、ガリア文化、ローマ帝国のガリア征服に関する重要な歴史的詳細を読み取りたいと考えている。

この遺跡で発見された遺骨、石版、その他の遺物に関する研究は今後も続くが、ネクロポリスの発掘調査自体は今月末に終了する見通しだ。

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【文 ZENMAI】

画像 https://x.com/ArkeoNews

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