TOKIOは、日本で活躍する男性アイドルグループ。元ジャニーズ事務所の所属であり、光GENJIのバックダンサーを務めた「平家派」のメンバーであった城島茂らによってユニットが結成され、のちに他のメンバーが加わる形でTOKIOが誕生。2020年に会社設立が発表され、現在は株式会社TOKIOの所属となっている。
TOKIOと言えば、日本テレビ系列で放送されている『ザ!鉄腕!DASH!!』(略称「鉄腕ダッシュ」)を欠かすことができない。
1995年に放送がスタートしたこの番組は、もともとTOKIOのメンバーが「人間の限界に挑戦する」という名目のもと、体を張った企画をメインとしていた。
しかし、捨てられた村の土地を借りて農業や酪農に挑み、国土地理院発行の地図に番組タイトルにもある”DASH”を載せることを目的とした「DASH村」が2000年にスタートして以降、いわゆる開拓企画が重きを置くようになった。現在では、無人島一島を丸ごと開拓する「DASH島」とはじめ、その類型とも言える不定期の企画を行なっている。
TOKIOにとって、この番組における開拓企画は視聴者に強烈なインパクトを与えており、思わず「アイドルとは一体」と思ってしまうものが少なくない。中には、紅白歌合戦やミュージックステーションなどに出演すると、TOKIOをなんらかの農家あるいは職人集団と思い込んでいたのか、「なんでTOKIOが出てるの?」と反応する視聴者まで一部ではいたという。
14年かけて一等米を作り上げる、一階建ての家を建てる、といったおおよそプロの職人同然のことを、実際の職人や専門家の指示をもとにやってのけている。
そのため、数々の逸話や噂が存在しており、船舶免許を取得するシーンが5分のみで終わるほどスキル取得は”当然”という認識なのではないか、アルミのTIG溶接技術の高さに本職が驚いた、といった話や、果てはヌタウナギの干物の後継者がおらず潰れかけていたところ、鉄腕ダッシュに感化されて後継者に名乗り出る若者が現れた、など真偽が定かではないものがあるものの、いわゆるDASH効果とも言えるような影響力がたびたび語られている。
さて、そんなさなかの2010年代半ばごろ、5人組のアイドルグループであるTOKIOに、「6人目のメンバーが存在する」という奇妙な都市伝説がネットで広まっていた。そして、その噂が出現した要因が、何を隠そう鉄腕ダッシュだった。
その6人目のメンバーと称された人物の正体は、三瓶明雄(さんぺいあきお)という人物。DASH村の企画時、全く農業・土木知識の無かったTOKIOのメンバーらに、農業指導者として起用された人物であり、実際に居住している福島県双葉郡の地域開墾を数十年に渡り行なっていたという。
十余年に渡るTOKIOの付き合いによって、TOKIOの”第6のメンバー”と称されるほどに親しい関係を築くとともに、鉄腕ダッシュの功労者としても知られていた。2014年6月に逝去まで、番組での出演が無くなったあとも交流が続いたという。
余談だが、TOKIOには幻のメンバーとされる人物が実際に存在する。小島啓(こじまひろむ)というかつてジャニーズに所属していた人物であり、初期TOKIOのメンバーであった。彼はボーカル担当であり、正式なデビュー前からTOKIOがCMやテレビ出演を多数行なっていたこともあり、当時の明星や平凡といった雑誌の表紙をTOKIOが飾った際、彼が一緒に映っているものが確認できる。
だが、デビューする直前になって小島が事務所を辞めてしまい、CDデビューでの記者会見時、彼の代わりに同席したのが長瀬智也であった。小島が辞めた詳細は発表されていないため不明だが、突然のボーカル交代は当時のTOKIOファンでも衝撃的な出来事となり、逆恨みから長瀬にファンから生卵が投げつけられる事態にまで及んだという。
因みに、小島と長瀬は交代ということではあるが、この小島を含めた6人が揃っているピンナップが存在しており、かつてはネットオークションなどでも見られた。
【参考記事・文献】
・https://marmarton.com/archives/2027
・https://otakuma.net/archives/2014052604.html
・https://curazy.com/archives/171278
・https://love-all.jp/3042.html
・https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b1061190532
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【文 ZENMAI】
画像『花唄』