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光GENJIのバックダンサー、幻のユニット「平家派」のデビュー間近!?

平家派とは、1988年から90年ごろにかけて存在したジャニーズ所属のグループ。光GENJIの5枚目シングル『剣の舞』にてバックダンサーを務めるかたちで結成されたが、わずか2年という短期間の活動の末に自然消滅する形となってしまった幻のユニットでもある。

のちにSMAPの前身となる「スケートボーイズ」のメンバーを中心に結成されていた平家派は、その構成メンバーも、総勢で30人以上だったと言われている。だたし、雑誌、テレビ、コンサートなどに応じて入れ替わりがあり、別のグループと掛け持ちしているメンバーも少なくなかった。

かつての主なメンバーとしては、TOKIOとしてデビューをした城嶋茂、国分太一、山口達也、V6のトニセン(20th Century)である坂本昌行、長野博、井ノ原快彦などがいる。デビュー当初ジャニーズに所属していた俳優の反町隆史、現職で埼玉県の川口市議会議員を務める関裕通らも元メンバーであった。

ユニット名の由来は、当然ながら人気絶頂であった「光GENJI」にあやかってのものであるが、この当時はもう一つ「ホタル」というガールズグループの構想もあった。しかし、オーディションまで行なったもののホタルは実現することはなかった。

あまりにも短い活動期間ゆえに、ほとんど活躍の経歴も見られないユニットであったが、2000年代に入ってにわかに復活とも思える動きが見られている。

2008年3月16日、国分がMCを務める音楽番組『ザ少年倶楽部プレミアム』に、平家派の元メンバーである城島、山口、坂本、長野、井ノ原が出演し、「平家派大同窓会」と銘打ったトーク、およびダンスを披露。

翌年の2009年12月20日では、『ザ少年倶楽部プレミアム クリスマス・スペシャル』にて再び6人が集結し、国分によってアレンジされたピアノ演奏で光GENJIの楽曲『Graduation』が披露された。

その完成度があまりにも高いと評され、桂三枝(現在の桂文枝)がブログで話題にするほどだった。

そして、2023年には、テレ東音楽祭にて光GENJIの元メンバーである内海光司と佐藤アツヒロのバックでHiHi jetsと共に国分・坂本・長野・井ノ原の4人が平家派として出演、「剣の舞」が復活することとなった。

わずかな期間で消滅してしまったユニットとは言え、彼らが今でもなお強い思い入れを抱いていることが、こうした活動の経緯から伺うことができる。

国分によれば、当時の輝かしい時代の気配もあったために、そのまま平家派がデビューを果たすものだと思っていたが、現実はそう甘くはなかった。手旗を振るダンスを指して、のちにこれを「SOSを知らせる手旗信号」と表現しており、相当の無念を抱えていたことだろう。

平家派が、真のデビューを飾る日を期待したい。

【参考記事・文献】
https://marsred-game.net/heikeha-member-dare/
https://chill-time22.com/heikeha/
https://dic.nicovideo.jp/a/%E5%B9%B3%E5%AE%B6%E6%B4%BE
https://news.line.me/detail/oa-shujoprime/32a898295b43
https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/entertainment/entry/202307/13580.html

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【文 ZENMAI】

画像『剣の舞 [7″ Analog EP Record]