スピリチュアル

「恐怖体験」その②

(その①からつづく)

3つ目の話は、自分の恐怖体験です。

それは、1992年の7月で場所は、愛媛県今治市でした。仕事で5日間滞在していたのですが、スタッフは全国から40人くらい集まっていました。

1泊目の朝、朝食会場で出会った愛媛県の男性スタッフが不思議なことを言うのです。

「朝起きると右腕の内側に赤い手跡がついていたんだけど、これ女の指跡なんだよ」と見せてくれました。

確かに白い腕の内側に赤く細い指が、5本の指跡が開いた感じでしっかり付いていました。霊感の強かった自分は、初日の晩に同じ地区のスタッフに5Fの泊まっているフロアの廊下は亡くなった女が霊がいると言っていました。

見えたりはしなかったのですが、クランク状に曲がっている廊下のクランクの正面に女性の霊を感じていました。

3泊目の夜は、スタッフ全員で打ち上げ飲み会になり、いろいろなスタッフと話ししていたのですが、私は、霊の話は全くしていないのに、東京から来たヨガを趣味にしているというスタッフは、「自分たちが泊まっている5階のフロアには、女の霊がいるよね。クランクした通路のの正面に」と自分と全く同じことを言うのです。

それを聞いて自分もそう感じてたと話しました。

自分は、その時まだ20代で、若気の至りと酔った勢いもあって調子に乗って「もし、自分の部屋に女の霊が出たらヤっちゃえばいいんですよ!」なんて友人の男性スタッフに言ったりしました。


そしてその晩、酔いが薄れて部屋に帰ったのですが、急に怖くなり、バルセロナオリンピック中継が流れていたテレビは、音量ゼロにして点けっぱなし、部屋の明かりは全てつけたまま1時くらいに寝ました。

なかなか寝つけなくてウトウトして1時間くらいすると自分の部屋の真前で20代くらいのキャピキャピした4~5人の女の子の声で目が覚めました。

話は「何時まで遊ぶん?」とか「あなた遊びすぎよね?」なんて内容でした。

大声で聞こえてたのですが、またうとうとしていたので眠りに落ちました。そしてしばらくして夢か現実かわからない状態で今まで感じたことない快感を感じて目が覚めました。

自分の玉袋の部分を何者かが両手で下から上に何度も包み込む感じ触っています。当時、性風俗とか無縁だった自分はとても新鮮な快感でした。

『気持ちいいな』と思っていた瞬間、突然、意識が完全に覚めました。

でも体が金縛りになって動けなかったのです。それなのにまだ玉袋を触られています。すると今度は竿を手でシゴき始めたので、怖くなって「ワー!」と声を上げたら金縛りが解けました。

すぐに部屋を飛び出し友人Aの部屋に言って「本当に女の霊が出た!開けてくれ!」何度もノックしたら開けてくれて、部屋で震えていると今度はその部屋の壁の至る方向からドン、ドンと叩く音が聞こえていました。

また テーブルに置いてある物が次々落ちました。5分くらいして怪奇現象は止まりましたが自分の部屋には帰れませんでした。

朝、フロントに行って「あの部屋、女の霊が出て体を触られたので変えて欲しい」と言ったのですが、「そんな話は聞いたことないので変えられない」と言われました。

その夜、最終日の飲み会でホテルを手配した地元のスタッフにこのことを言うと、あのホテルに泊まった男性は体を触られるらしい。友人のホテル関係者から聞いたと言っていました。

宿泊最終日ですが、その晩は泊まるのも怖いので、シャワーだけ浴びて帰ることにしましたが、シャワー中、シャワールームの扉を外からノックされたので、恐怖ですぐに部屋を出て夜走りで帰りました。

その恐怖体験以降、3年間も全く勃起することはなかったです。今、そのホテルは建て替えられて新しくなっていますが、それ以降、泊まったことはありません。

(アトラスラジオ・リスナー投稿 ゆるさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Photo credit: Chaomancer on VisualHunt