スピリチュアル

「恐怖体験」その①

山口先生、ゆるです。

1つめは、今から30年ほど前の聞いた話です。友人が男2女2の4人で、深夜、車で肝試し行った時の話です。

広島市安佐北区に位置する南原峡は、その当時から心霊スポットでした。南原峡トンネルを抜けるとダム湖がありそれに沿っていくとキャンプ場があるのですが、ある家族が一家で車で一家心中した事件があり、その場所では幽霊が出ると噂になっていました。友人のA君は、友人BとC子とD子の4人で深夜1時頃、噂を確かめに肝試しに行ったそうです。

南原峡トンネルを抜け、ゆっくりとダム沿いを走っていくと、キャンプ場が見えて来たのですが、200m先に白い4人の白い人影がこちらに歩いてくるのが見えたそうです。

先に肝試しに来ている人かと思ったそうですが、さらに50mくらい近づいてみるとお揃いの水玉模様の白い服を着た両親と子供2人の家族でした。

そして50mまで近づいた時、その水玉模様は、実は、血痕で、家族全員は、凄惨な状態でした。

両親は目は飛び出し頭蓋骨は割れ、脳が見えていたそうです。それを見た全員は絶叫をあげ、車内はパニックになったのですが何とか国道沿いのコンビニまで戻ってきたそうです。

私はA君にダムの細い沿道でどうやって車を転回したの?と聞いたのですが、本人は恐怖でどこをどうやって戻ってきたのか全く記憶がないと言ってました。


2つ目の話は、年齢は私より1まわり上の友人で、1980年頃、20代で音響スタッフとして全国でコンサートツアーを回っていた人の話です。

当時、人気だった岩崎宏美さんのコンサートツアーで宿泊先だった仙台のホテルでの話です。

打ち上げも終わってホテルチェックインインしたのは、深夜0時頃だったそうです。フロントでキーをもらい、エレベーターで5Fの部屋に行ったそうですが、部屋はエレベーターを降りてすぐ右の通路の1部屋目だったそうです。

その部屋の鍵を開けると真っ暗な部屋の中から大いびきが聞こえたそうです。薄暗い部屋に目を凝らすと大柄な中年男性が寝ているのが見えたそうです。

それで部屋を間違えたと思ってキーを確認したのですが、間違いなかったそうです。

部屋に他人がいたことでちょっとイラッとして、すぐにフロントに行って知らないおじさんが寝てるとクレームを言ったそうです。

するとホテルの人が「そんなはずはありません」と言って、部屋まで案内してくれたそうです。エレベーターで5階まで行ったら、なぜかホテルの人は左に曲がって何部屋か先の部屋を開けてくれたそうです。

友人は、さっきはエレベーターを降りてすぐ右の部屋だったはずなのにと思い、エレベータのすぐ右に振り返るとそこは壁だったそうです。

それで友人は怖くて部屋に入ることもできず、先輩に事情を話して、朝までフロントのソファーで寝たそうです。(つづく)

(アトラスラジオ・リスナー投稿 ゆるさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 daizuoxin / Adobe Stock