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どおくまん大激怒…代表作「嗚呼!!花の応援団」をパクった?漫画を作中で制裁!

画像『なにわ遊侠伝 (1)

「どおくまん」とは、1960年代から活躍する日本の漫画家である。癖の強い画風と超人的な男性キャラクターが多く登場するその作風は、ギャグ色が強いながらも時に硬派な姿も描写するものとなっている。『暴力大将』や『熱笑!!花沢高校』などが代表作として挙げられており、現在は4人組の共同ネームとしてどおくまんプロを結成し活動している。

代表作の中でもどおくまんの出世作と言われているのが、1975年から79年まで週刊漫画アクションで連載されていた『嗚呼!!花の応援団』である。

応援団親衛隊長、青田赤道(あおたあかみち)を主人公とし、彼をとりまく個性的な面々を交えたギャグ漫画として、過去4度映画化されたほどに人気を博した。この作品をはじめとして、どおくまんによる後世の漫画への影響は大きいものであるとも言われ、「カメレオン」「クローズ」「魁!!男塾」にその傾向を見る者や、それを公言する作家もいる。

だがそんな中で、花の応援団をパクったために、どおくまんを激怒させたと言われる作品が存在している。

その作品は、1985年から96年まで週刊ヤングジャンプにて連載されていた高橋幸二作『押忍!!空手部』である。

空手部は、不良高校の空手部主将:高木義志(たかぎよしゆき)を主人公とし、彼を中心に巻き起こる騒動を描いた喧嘩ありギャグあり人情ありのバトル漫画である。空手部の連載初期は、花の応援団の影響が特に強く表れていると言われているが、一部ストーリーにおいては、内容がほぼほぼ丸パクリであるとの指摘もあったという。

設定においても、狂暴な主人公、導入部でナレーションをする新人、シゴキの鬼のOBという存在、人格者で語目の不自由な主人公も頭が上がらないOBなど酷似する部分が多い。こうした事情から両者のファンの間では、今なお「高橋は読者をなめている」「どおくまんは度量が狭い」といった対立もネット上で散見される。


一方のどおくまんは、これに対してどう思っていたのか・・・実はそれを象徴する描写が、ある漫画に描かれている。

どおくまんプロ著『なにわ遊侠伝』は、大阪金州組の若衆となった2人の若者が、個性派ぞろいの極道たちの騒動に巻き込まれていく様を描く任侠漫画である。この第6話「『ぶっ殺したる…』の巻」に、自称南河内大学空手部主将のタカギというキャラクターが登場しているのだが、その稲妻カットの髪型といったキャラクターデザインや空手部主将という設定そして名前に至るまで、明らかに空手部の高木を意識した存在となっている。

この回の扉絵では、「これぐらいではすまんで!!」「サルマネ反対!!」といった言葉が仕込まれており、しかもこのタカギというキャラクターは、主人公の若衆組員を袋叩きにした結果逆上されたことに怖気づき、「主将なんて嘘っぱち」「ニセモンのタカギいうしょーもない男ですねん」と命乞いし、最後には稲妻カットを頭皮ごと引き剥がされるという衝撃的な仕打ちを受けた。

どおくまんが、空手部に対してどのように思っていたのかが、まざまざと窺い知れる内容ではないだろうか。

当の高橋側からは、現在までに明確な返答はなされていないようである。ただ、ヤングジャンプ40周年のYouTube映像に空手部のコマが1つも使用されておらず、「パクリがバレたので封印されたのではないか」という憶測もされた。

ただし、ファンの中にはあまりに加熱した意見が交わされている事情もあり、「魁!!男塾も花の応援団のパクリである」「高橋幸二は他の作品からもパクっている」といった声も便乗してあげられているが、いずれも定かではない。

【参考記事・文献】
どおくまん
https://kuzure.but.jp/f/b/703202714/703202714.html
どおくまんプロの『なにわ遊侠伝』には…
https://twicomi.com/manga/jackallsasaki/1351719852524797954
【加馬田】押忍!!空手部 Part8【大変貌】 [無断転載禁止]©2ch.net
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/rcomic/1472713118/

(ZENMAI 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)