実在した宝の地図!?死海の洞窟から発見された「銅の巻物」





本アトラスでは過去に何度か、遺跡から発見された「謎の巻物」に関して報告している。

例えばヨルダンで発見された小さな銀の巻物や、セルビアの金と銀の巻物で、いずれも小さな巻物に短い言葉を刻みこんで「言霊に守ってもらう魔法のお守り」として常備していたものとみられている。

そんな不思議な巻物がイスラエルとヨルダンにまたがる死海にて発見されていた。

1952年、死海のほとりワディ・クムランにある洞窟の中から、1900年前に作られたとみられる銅製の巻物が発見された。薄い銅板に文字を刻み、巻物のように丸めたもの。しかしその中に刻まれていたものは衝撃の内容であった。




巻物に刻まれていたものは世界60箇所に存在する宝の隠し場所。しかも場所や位置が非常に克明に書かれていたというのだ。

発見された巻物の記述にしたがって多くの研究家や冒険者が調査に向かったが、宝物は全く発見されなかった。専門家によれば、恐らくこの巻物は一度ローマ軍の手にわたっており、中の文章を読み解いたローマ軍が調査を行い、宝物は全て接収してしまい持ち去られた後だったのではないかとみられている。

ともあれ、この銅の巻物が実在した宝の地図であったことは確かなようだ。

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(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 Qumran Copper Scroll/Wikipedia




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