2010年6月18日、大阪府北部を震源地とする震度6の大阪地震が発生したが、同時に多くのデマも発生している。人心が不安になる災害時は、無責任な噂が拡散するものである。
「阪急電車が脱線した」「シマウマが逃げた」「京セラドーム大阪の屋根に亀裂」 「外国人が空港に殺到」「外国人がコンビニ強盗」などが人々を迷わしたデマである。
特にシマウマに関するデマは、愛知県でシマウマが脱走した時の写真を使うなど、手が込んでいた。いずれも根も葉もない流言や虚言の類であり、とんでもない嘘話だ。
熊本地震の際も「ライオンが逃げた」というデマが流れ人々を不安にさせた。古くは関東大震災の時に「朝鮮人が井戸に毒を入れた」というデマが流れ、何もしてない朝鮮人が多数虐殺されるという凄惨な事件も発生している。全くもって許しがたい出来事である。
災害時に不安を感じた群衆が、デマにより取り返しのつかないことを起こしてしまうこともあり得る。このような愚行は絶対に起こしてはいけない。
災害時こそ、冷静に情報を精査するリテラシー能力が必要ではないだろうか。
なおアトラスでは過去に様々な地震に関する記事を掲載してきた。「大阪地震は安倍内閣の仕業！？」「前震と本震の時間差は2日！？」「地震兵器の証拠はこれ、アメリカが日本を恐怖に陥れたビラ」「メキシコ地震の前に謎の発光現象が」「2018年6月21日、日本に地震が起きる？ジュセリーノが見たものとは？」「2150年から来た未来人XUは5月地震説を唱える」「6月21日大地震発生？多くの預言者が唱えている？」「6月21日大地震が日本を襲う？ジュセリーノの予言を否定する」「この雲が出現すると地震が起きる！？」「2ちゃんねる予言、謎の数列は地震の日」「熊本も東日本も前震？太平洋大地震で50万人死亡？」「地震を予知できる？オジギソウ」などが主な記事である。
（山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部）
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