奈良時代にとてつもなく大きな人間がいた!?『常陸国風土記』の巨人伝説

奈良時代の『常陸国風土記』には大櫛という丘に住んでいた巨人の話が書かれている。巨人は手が海まで届き、海中の大ハマグリをとって食べていた。彼の食べた貝は積もって丘になったという。

しかしこの説はあくまで伝説の話で大櫛には貝塚の遺跡があり、貝塚の出来た理由を知らなかった当時の人々はそれを巨人が食べ残したあとと考えていたようだ。

ちなみにこの地に住んでいた巨人の足跡は長さが約360メートル、幅は約180メートル、小便をした時に出来た穴は40メートルほどになったという。

この巨人伝説は現在「妖怪ダイダラボッチ」として伝えられている。

ダイダラボッチの伝説は非常にスケールが大きく、山や湖沼を作ったという内容が多い。この事から、元々はダイダラボッチは国作りの神であったのではないか、とも考えられている。

なお、ダイダラボッチの話の中でも最もスケールの大きなものは富士山にまつわるものだろう。中部・甲信越に残る伝説では、富士山はダイダラボッチがあちこちから土をかき集めて作ったものだとされている。

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Wikipedia 勝川春章・勝川春英画『怪談百鬼図会』より「大入道」




 

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