ファミリー劇場の年末の恒例と言えば「オカルト紅白」である。今年は第五回目を迎え、すっかりサブカルファンに定着した感がある。
すでにファミリー劇場でも、MXテレビでも放送が終わり、楽しんでいただけたものだと思っているが、実は楽屋では不思議なシンクロ現象が起こっていた。
出演者の大部分が揃ってる現場に、一足遅れて飛鳥昭雄先生が入ってきた。なにげなしにみんなと雑談をしていると、飛鳥先生が筆者が横に置いていた帽子に反応した。
「あれっ?これ俺のかな!?」
そう言って筆者の帽子を不思議そうに見ていた。よくよく話を聞いてみると、飛鳥先生は飛鳥堂スタッフの女性からプレゼントされたと言うのだが、私がその時被ってきたこの帽子とソックリなのである。
「偶然ですね。僕も東海地方でかみさんに買ってもらった帽子なんでよ」
大量生産品ならともかく、東海地方の小さなメーカーが作ったマニアックな帽子が一致するとは面白い。しかも自分自身で買っておらず、お互いに女性から買ってもらったと言う点も同じだ。
また、飛鳥先生も筆者も帽子を数10点所持しており、たまたま共演するオカルト紅白の撮影日にこの帽子をチョイスしてきたとは、まさしくシンクロ現象と言って良いだろう。
全く同じ工房の帽子だが、唯一違う箇所があった。飛鳥先生のは夏物でメッシュ入り、筆者のは冬物であった。
因みにシンクロ現象と言えば、アトラスではここにいくつかのアーカイブがある。コナンドイルにまつわるシンクロ現象、石田純一&いしだ壱成親子にまつわるシンクロ現象、ハリソン・フォードと役柄のシンクロ現象などである。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)