あまりにも善人すぎて、視聴者から詐欺にあいそうだと心配されている芸人。それがみやぞんである。一発屋と思いきや、その勢いは衰えることがなく、テレビにイベントに引っ張りだこである。
2017年12月8日、TBS系列で放送された「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」にて、みやぞんの野球に関するエピソードが紹介された。
もともと中学時代、みやぞんはテニス部だった。たまたま高校野球のスカウトが来ているときに、ものすごい力で球を野球部に投げ返した強肩が見込まれ、高校時代から野球部に転校したのだ。
しかし、みやぞんは野球のルールをいまいちわかっていなかった。ピッチャーで4番だったか、いつも試合のスタメン発表の時に、1番を打っていたチームメートにこう語りかけたという。
「いいなぁ、1番で。オレなんかいくら打っても四番だぜ」
みやぞんは、主力バッターが4番を打つことを知らず、4番より1番が上だと思っていたのだ。そのため1番を打っていたチームメートからは、イヤミを言われていると勘違いされ、嫌われてしまったという。
他にも敵チームが塁にランナーが出ている時などは、ピッチャーゴロなどを捕って最初にセカンドに投げればいいのか、それともファーストに投げればいいのか、よく判らなくなったらしい。どうやらゲッツーにすることが苦手であったようだ。
高校野球最後の試合で負けた時は、これが最後の試合だと理解しておらず、泣きじゃくるチームメートたちを慰めるために
「次勝てばいいじゃないか」
とトンチンカンな励ましを言ってしまい、チームメートからヒンシュクをかった。
大学にも野球で行ける話があったが、野球とは何か、なぜ球を取ろうかと考え始めると野球が出来なくなったという。
そのため芸人を志し今に至るわけだ。もしかして、そのまま野球を続けていたらば凄い選手になった可能性もあるだろううが、やはり、誰からも愛されキャラのみやぞんにとって芸人が天職であろう。
(和田大輔 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像『みやぞん 日めくり with あらぽん ― まいにち、感謝してますぅ~ ― (ニューメディア)』より