アトラスでは過去に何度か、その当時の技術では作ることができないだろう物体である「場違いな工芸品」オーパーツを紹介している。
例えば遺跡から出土した非常に小さい「現代の時計」を模したような物体などだ。まるで現代の物品が時代を超えてしまったかのような印象を受ける。
また、過去に撮影された写真に現代人としか思えない服装や道具を使っている人物が写り込んでいて「現代からのタイムトラベラーか?」と注目されることもある。
ただし、こちらのケースでは、たまたま当時の物品や普通の人が現代の道具や服装をしているように見えてしまっただけのようだ。
だが、実際に未来の物体が時間を超えて現実に存在してしまった?ケースが存在する。
イギリスのハンプシャー州・フェアラムに住むサラさん(17歳)は、法医学者を目指しているフェアハム大学の学生である。2010年のある日、昼食を買ったお釣りの中に、キラキラしたコインがあることに気が付いた。よく見てみると、2011年と刻印された硬貨を発見した。
この奇妙な硬貨は、貴重なエラーコインであり、高額でマニアの間で取引されているものであったという。
イギリス鋳貨局の広報は、稀なことだが完全なホンモノであると認めている。これはどの国でも起きる事であり、日本でも刻印がズレた硬貨などは高額で取引されたりしている。
なお、サラさんはこのコインをすぐに現金化して学費に充当したそうである。
(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)