1964年、日本国外で撮影された写真に「バナナマンの日村勇紀」が写っていると近年、話題になったことがある。
お笑いコンビ、バナナマンの日村勇紀は1972年5月14日生まれの40代中盤。今から50年以上前の1964年にはまだ生まれていないはずである。
ところが、問題の写真を誰に見せても「バナナマンの日村」にしか見えないという。
いったい、これはどういうことだろうか?
オカルトの世界では時空を自由に行き来するいわゆる「タイムトラベラー」の存在は頻繁に報告されている。
有名なところでは16世紀~19世紀にかけてヨーロッパで活躍したサンジェルマン伯爵、チャップリンの映画に写りこんでしまった携帯電話で話す女性などはつとに有名である。
もしやバナナマン日村の正体は芸人ではなく、時空を操り世の中を監視するタイムトラベラーだとも言うのであろうか。
実はネタばらしをしてしまうと「1964年のバナナマン日村」の正体は日村ではなく、イギリスの映画監督のアルフレッド・ヒッチコック氏である。
これはヒッチコック監督がテレビ番組か何かでビートルズのコスプレでカツラをかぶったときの写真とされている。
しかし血縁関係はおろか人種まで違うのにカツラひとつでここまで似てしまうとは、これまさに歴史的な一枚と言えるのではなかろうか?
(文:ミッチェル横山 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)