3月17日、テレビ朝日『金曜ロンドンハーツ』にて行われた「芸能人イイ人グランプリ」が視聴者間で賛否両論の大混戦になっていたという。
「芸能人イイ人グランプリ」はDJKOO、伊藤一朗(ELT)、みやぞん(ANZEN漫才)など芸能界屈指のイイ人が本当に「良い人」なのかチェックするというもので、タクシー車内や飲食店に隠しカメラを設置。番組が用意した仕掛け人の課題を次々とクリアしていくというものだった。
番組では「イイ人」の対比として「悪いヤツ」代表の芸人を用意。登場したのはフルーツポンチ村上、ウーマンラッシュアワー村本、とろサーモン久保田の3名。
ウーマン村本はタクシー運転手に対して無視したり舌打ち、フルポン村上は道を間違えた運転手に舌打ちするなど悪態の限りをついていた一方、「イイ人」代表のDJKOOはタクシー運転手の質問に笑顔で答えたり、快く記念撮影に応じるなど「イイ人」の限りを尽くしていた。
そんな中、喫茶店を舞台に行われたチェックでは、ANZEN漫才のみやぞん、とろサーモン久保田が登場。喫茶店でのインタビュー仕事終了後、ファンを名乗る男性から「お金を貸してほしい」というお願いをされた「イイ人」のみやぞんは、ファン男性の喫茶店での支払い2200円を「返さなくていいから!」「(店員には)僕の知り合いって言ってね」と話しかけながら渡し、さらにはタクシーの運賃3000円も男性あげていた。
みやぞん曰く「彼の夢を応援したい」(?)ということで自分の行動に何の疑問はないという。
その一方、「悪いヤツ」代表で呼ばれたとろサーモン久保田はお金を貸してほしいと語る男性に「なんでやねん!」と舌打ちしながら追い返し、さらにアルバイトで遅れそうだとタクシー代をせびってきた際に「なんで人の金でラクしようとすんの?」「時間を粗末にしたのは自分のせいだろ?」「歩いていけよ!歩いて!」と終始キレながら若者を説教していた。
この行動にスタジオでは、久保田の対応と目つきが怖いという同時に「初対面の人にあそこまで怒れる久保田は実はいい人では?」と話題になり、みやぞんからも「あそこまでハッキリ言えるのは羨ましい」とさえ言われていた。
ネットでも「久保田の行動はアレが普通だろう?」「キチンと目を見て説教できる久保田は偉い」と話題になっていたほか、「むしろ、みやぞんのほうが人間らしくなくて怖い」「イイ人すぎて狂気を感じた」と、逆に「イイ人」代表のみやぞんの行動の方が久保田よりおかしいのではないか、と話題になっていた。
また、みやぞんは他のイイ人テストでも「婚姻届にサインをする」「タクシー側の都合で発生した追加料金を疑問なく払う」などの行動を見せており、あまりのイイ人ぶりに「簡単に詐欺にあいそう」という心配の声も多かった。
(文:ミッチェル横山 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)
画像は『牛にどつかれた』より