鉄道各社では様々な都市伝説や怪談が囁かれている。
過去には鉄道に纏わる心霊体験だけで一冊の怪談本が編纂されたこともあるぐらいだ。アトラスでも、鉄道マンが体験した黒い小人事件を報じている。
かつてJRの呪われた路線と言えば中央線であった。
とにかく飛び込み自殺が多く、90年代には8ヶ月の間に26人もの自殺者を記録している。
理由は中央線各駅に流れる電車発着のメロディーが物悲しく自殺を考える人々を誘うとか、中央線から見える富士山の崇高な姿をみた人間が己のちっぽけさに気がつき死を選んでしまうとか、中央線を縄張りにする死神がいるとか、強力な地縛霊が各駅にいるとか様々な説が囁かれた。
だが最近ではその呪われた路線という異名は、総武線にとって代わられてしまったようだ。特に新小岩駅に飛び込み自殺が集中している。
2011年7月12日10時10分から新小岩駅の呪い伝説は始まった。
120キロ近い猛スピードでホームを通過する成田エクスプレスに45歳の女性が飛び込んだのだ。
はじき飛ばされた肉片がホームに飛散、猛スピードで飛んできた遺体の一部がホームにいた乗客に当たり、四名が負傷する最悪の事態となった。
以来、飛び込み自殺が頻発し2017年5月までに41件の飛び込み自殺が発生している。
これまた原因が取り沙汰されているが、中央線にいた死神が新小岩に移動したとも、1945年6月の東京大空襲の折、新小岩駅が爆撃され、その時の犠牲者たちの怨霊の仕業とか様々な仮説が立てられている。
現実的に言えば120キロでホーム真横を走る成田エクスプレスに飛び込めば確実に死ぬるし、自殺スポットとしてネットで噂が広がったのが自殺増加の真相であろう。
無論、対策も講じられている。2018年度中には、飛び込み防止用のホームドアが設置される予定であり、今後は呪い伝説に終止符が打たれるはずである。
(山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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