姿を描いた絵を飾れば災厄から逃れられる?予言する妖怪「尼彦入道」

尼彦入道は日向国(現在の宮崎県)イリノ浜沖に出現し、目撃された妖怪だ。

この妖怪に関しては目撃証言を元にした印刷物が出回っており、それによると目撃者は熊本士族の芝田忠太郎氏。彼の前に現れた尼彦入道は「これから六年大豊作が続く」ことと「悪病が蔓延する」事を予言したようだ。

この尼彦入道のことを示す印刷物には、予言に続いて「この入道の姿を貼っておき、朝夕目にしておけば大難を逃す」、災いを退けてくれると添えられている。つまり、一見恐ろしげな風体をしているが演技の良い妖怪であり、絵姿であっても御利益があるとされているのだ。



さて、この尼彦入道は数ある妖怪の中でもかなり変わった姿で描かれている。

顔は皺も深く眉毛と髭の濃い禿頭の男性だが、胴体はペンギンのような感じで大きな一対のヒレないしは翼を備えており、体表面をびっしりと鱗が覆っている。そして、細い鳥のような足がなんと9本もあるのだ。

海中より現れ、予言をする妖怪「アマビエ」の伝説が変形したものではないかと考えられているが、まだ愛嬌のあるアマビエに比べるとかなり恐ろしい姿だ。

もしかすると、可愛らしいアマビエの方が想像の産物であって、実際にはこのような恐ろしい姿をしていたのかもしれない・・・?

(山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)




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