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ギャンブル・BBQ三昧の日々…お笑いコンビ「ミルクボーイ」が過ごした5年間の暗黒時代

ミルクボーイは、2007年に結成された内海崇と駒場孝による吉本興業所属のお笑いコンビだ。2019年M-1グランプリ1stステージでは、681点というM-1史上最高得点を叩き出し、決勝でも圧倒的な支持を得て優勝、並み居る優勝候補を抜き去った全国的にも無名のコンビという伝説を刻んだ。

M-1で優勝したにもかかわらず全国ネットではあまり見かけないため、「干されたのではないか」という噂も囁かれているが、実際は彼らが「東京進出しない」ことを公言、現在も大阪を拠点として活動しているからだ。

事実、周りの先輩などからは、「東京に進出しないというのはやる気がないと思われてしまう」といったように、東京進出を推奨する打診は多かったようだが、彼らは大阪で漫才を続けることを目標としていたという理由から、関西に残ることをはじめから決意していたという。

従来のM-1では、優勝者が東京進出を果たし、全国ネットで活躍する流れは半ば当たり前といって良い流れだったが、そういった中でミルクボーイはある意味で異質だったと言えるかもしれない。だが、それも漫才に真摯に向き合う彼らなりの強い意志でもあったことは確かだ。

しかし、そんなミルクボーイも暗黒時代と呼ばれる時期はあったようだ。

2016年、アマチュアだった頃にM-1へ出場し2回戦まで進んだことで漫才の道へ進むことを選んだ2は、2010年から若手芸人の拠点となる劇場「baseよしもと」のメンバーとなり、徐々に人気を獲得していくこととなり、ABC新人お笑いグランプリ本戦にも選ばれるようになっていった。

だが、そこからミルクボーイは次第に仕事への熱が下がっていき、baseよしもとメンバーから外されてしまうことにもなる。

その後、時間が余りに余った彼らはその間何をしていたかというと、内海は競馬やパチンコにのめり込み、駒場は先輩たちと週6日淡路島でBBQ三昧という有様だったという。この時期、内海は芸人仲間で「クズの会」なるものを作っており、自身が会長だったそうだ。

そのような期間は実に5年にも及んだ。彼らはこの期間を「サボっていた」と明言しており、その5年を苦節の年数に加えるのは本当に苦節している人に申し訳ない、とコメントしている。

その後、駒場は姉妹お笑いコンビの海原やすよ・ともこから「ちゃんと漫才をして欲しい」と言われたこと、内海は倒れて入院していた母親が看護師たちに息子が芸人であることを嬉しそうに話していた姿を見たことが、互いに漫才へ真摯に向き合い、暗黒時代を抜け出すきっかけになった。このことも、関西残留の強い意志に結び付いていることは間違いない。

【参考記事・文献】
https://www.daily.co.jp/leisure/kansai/2019/12/19/0012976287.shtml
https://hnv.jp/milkboy-genzai/
https://entamesports.com/geinouowarai/miik/
https://sstland.jp/82/

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【文 ZENMAI】

画像『M-1グランプリ2019~史上最高681点の衝撃~ [DVD]』 

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