ATLASでは以前「どん兵衛都市伝説」として全国のコンビニからどん兵衛が消えるミステリーをご紹介したが、今度は「渋谷のどん兵衛屋から店長が消えた!」というニュースが報じられている。
もっともこのニュースは半分本当、半分ジョークであるが「どんばれ屋渋谷駅ナカ店」は7月末をもって完全閉店。現在、跡地にはヤカンと店長からの書置きが残されているが、店長の書置きが秀逸で「お湯入れるだけでいいから楽だったのに……ありがとうございました」とついつい本音を出してしまっている。
もっとも店長の言うとおり「どんばれ屋」は全国のどん兵衛を取り寄せ、お湯をいれる「だけ」のお店であり在庫が余っていても賞味期限の心配がなく、また食中毒の心配もない。
いったい何故、「どんばれ屋」は閉店してしまったのか?
以下は都市伝説ではあるが、今年に入って「回転率が非常に悪い」という自体が続いたという。
これは今年になって大ブームになった通常の倍の時間をかけて麺を戻す「10分どん兵衛」がブームになったため、ひとりがどん兵衛を作って食べる時間が15分以上かかってしまったことが原因ではないかとされる。ひとり15分もかかってしまっては駅そばの武器である「早さ」を殺すことになり非常に不利であった。またお湯をいれるだけと言っても従業員の人件費を考えると一杯200円のどん兵衛では採算がとれなかった可能性がある。
現在、渋谷では同じ日清食品が袋麺のラ王を提供する「どんばれ屋渋谷駅ナカ店」を運営しておりこちらは現在も営業中である。
(文:ミドルサイズパンダ ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)