8月6日、毎日新聞の報道によると和歌山県御坊市にある水木しげるデザインの石像「高女」が何者かの手によって盗まれたことがわかった。
御坊市では「水木しげるが描くゲゲゲの鬼太郎と和歌山の妖怪」と銘打ち町おこしとして様々な妖怪の石像を設置。
鬼太郎、 猫むすめ、 ねずみ男のお馴染みのメンバーに加え、和歌山県が縁の妖怪ぬらりひょん 、カシャボ、 牛鬼、 畳叩き、モクリコクリそして高女の9体が登場していた。
鬼太郎やぬらりひょんと比べ、あまり有名ではない高女を盗むとはなかなかにマニアックな犯人であるが、実際のところ街の石像が破壊されたり盗まれたりするのは愉快犯の犯行がほとんどであり、明確な意図はないと思われる。
過去、水木しげる関連の石像は盗難や破壊の被害にあっており、鳥取県の境港では目玉おやじのネームプレートほか鬼太郎のイラストが入ったマンホールの蓋が盗まれたりした。
また、水木氏が在住していた東京都調布市では過去、鬼太郎像がまるごと盗まれ子泣き爺の銅像が何者かによって破壊される事件があった。
もっとも、人気キャラクターの銅像はいたずらの被害に遭うことが多く、世田谷区のサザエさん通りでは波平さんの頭の毛が盗まれたした被害があった。
今回の「高女」は破壊されたわけではなく盗難のためそのまま帰ってくる可能性もあるが、実際のところ無事で帰ってきたケースはほぼなく心配する声も多い。
画像:鳥山石燕『画図百鬼夜行』より「高女」
(文:ミドルサイズパンダ ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)