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水面下のバトル?『仮面ライダーシリーズ』が『妖怪ウォッチ』でのパロディを封じる手段に?

2016年10月スタートの『仮面ライダーシリーズ』最新作が『仮面ライダーエグゼイド』と決まった。

『仮面ライダーエグゼイド』のテーマは「ゲーム世界」で、主人公が変身ベルト「ゲーマドライバー」に、変身アイテム「ライダーガシャット」を挿入することでライダーに変身。まずはレベル1の姿でゲームウイルス=バグスターと戦っていくのが根幹のストーリーとなる予定。




2014年の『仮面ライダードライブ』が自動車、2015年の『仮面ライダーゴースト』が幽霊ときて2016年は「ゲーム」がモチーフとなった。

意外とありそうでなかった「ゲーム」を主体とした仮面ライダーであるが、このテーマ選びには一部で「『妖怪ウォッチ』対策ではないか」と囁かれている。

『妖怪ウォッチ』は2013年のゲーム第1作発売以降、作品内でさまざまな「仮面ライダーパロディ」を行ってきていた。例えば『妖怪ウォッチ』に登場する主人公キャラのジバニャンは隠れキャラとして「宝石ニャン」と呼ばれる亜流が存在する。これは第1作発売当時放送中だった宝石がモチーフの『仮面ライダーウィザード』のパロディではないかとされており、さらに2014年にはスイカ・メロン・イチゴなどをモチーフにした『フルーツニャン』が登場するがこれもまた2014年に放送していた『仮面ライダー鎧武』のテーマが果物だったことからの着想ではないかとされている。

2015年は自動車モチーフの『仮面ライダードライブ』だったが『妖怪ウォッチ』側は過去の大ヒットライダー『仮面ライダー電王』のモチーフだった昔話をパロッた『モモタロニャン』を出してきた。このように『妖怪ウォッチ』は再三に亘り『仮面ライダー』をパロディにしてきたのだ。

しかし2016年、自体は急変する。なんと今度は『仮面ライダー』側が『妖怪ウォッチ』のテーマでもある「幽霊」モチーフの『仮面ライダーゴースト』を世に出したのだ。

しかし『妖怪ウォッチ』も負けてはいなかった。なんと最新作『妖怪ウォッチ3』では偉人妖怪として「エジソン」「コロンブス」といった実在人物の幽霊妖怪を出してきたのだ。

この2人は『仮面ライダーゴースト』にも魂として登場するため『妖怪ウォッチ』が意識していたのは明らかだろう。

果たして2016年、ゲーム世界がテーマの『仮面ライダーエグゼイド』がどのような形でゲーム作品である『妖怪ウォッチ』と対抗していくのか見ものといえるだろう。

(穂積昭雪 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)

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