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火星表面に前方後円墳?!奇妙な鍵穴型の構造物が陰謀論に火をつける

まるで前方後円墳のような鍵穴の形をした地質学的特徴が、火星に人工構造物があるという主張に火をつけた!

1970年代、NASAのバイキング探査機によって火星のシドニア地方に悪名高い「火星の人面岩」が発見されて以来、この赤い惑星にかつて知的文明が存在した可能性は、多くの憶測と議論の対象となってきた。

現代、この顔とされるものは、ある角度から見るとたまたま顔のように見える岩だらけのメサ(台地)にすぎないことが証明されている。それでもなお、NASAの火星の軌道画像を何時間もかけて探し回り、他の異常の兆候を探し求める慧眼の探偵たちを止めることはできなかった。

この最新の例は、NASAのマーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)が2011年に撮影した画像で発見されたもので、まるで鍵穴や前方後円墳のような形に見える特徴が写っている。

「地質学者でなくても、岩と彫刻の違いはわかるものです」と火星研究グループ「シドニア研究所」の創設者ジョージ・J・ハースはMail Onlineに語った。

鍵穴の形成を説明することは不可能である。2つの対立する幾何学的に設計されたフォーメーションの自然な創造は、偶然の確率をはるかに超えているようだ。

「あの鍵穴のような地層を説明することはできません。幾何学的にデザインされた相反する2つの地層が自然にできたことは、偶然の確率をはるかに超えているように思います」

しかし、本当にそうなのだろうか?

何年にもわたって、私たちは火星での奇妙な現象の無数の例を見てきた。しかし、いずれもありふれた説明がつくことが判明しており、またこれらのほとんどは、”抽象的なパターンの中に意味のある形を知覚する”というパレイドリアに起因すると考えられている。

少なくとも、この最新の例は鍵穴状という認識可能な形状に漠然と似ているということ以外に、特別な情報は今のところ何もない。

では、これは人工的な構造物なのか、それともパレイドリアの一例なのか。それは、あなたが決めてください。

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【文 イトフゆ】

画像 NASA