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カリスマ「森高千里」都市伝説 阿蘇の地名を織り込んだ芸名説はデマ!?

森高千里は、現在シンガーソングライターとして活躍する人物。1987年に歌手としてメジャーデビューして以来、代表曲「私がオバさんになっても」など数々のヒット曲をリリース、またギター、ベース、ドラム、キーボードなどをこなせるマルチプレイヤーとしても知られる。

その個性的な作詞や衣装からカリスマアイドルとしても一世を風靡。その中で「森高フィギュア」なるものも登場し、宅八郎が森高フィギュアを握りしめてテレビに映るなど一種の社会現象も巻き起こした。

“リアルフィギュア”と形容されることもあるほどの美脚の持ち主としても有名。夫は俳優の江口洋介。

彼女の「森高千里」という名前に関して、いっとき地名に由来した芸名だという説が広まっていたことがあった。

彼女の実家がある熊本県の阿蘇。かつて観光バスのバスガイドが次のように紹介をしていたという。

「森高千里の”森高”は両親の出身地である高森町、”千里”は草千里(くさせんり)から取った」

高森町と草千里(草千里ヶ浜)は、実際に阿蘇に存在する町名と観光地だ。確かにこれだけ聞くと、森高千里は阿蘇の要素をふんだんに織り込んだ芸名であるように思える。この説は、彼女の出身地を回るいわゆる「聖地巡礼」をするファンの間や、一部地元民の中でも囁かれているほど有名な説となっている。

だが、これについては彼女本人がラジオや書籍にてたびたび否定をしている。

そもそも、森高千里という名前は芸名ではなく本名。また、高森町が両親の出身という点も実際に公にされていないため不明だ。少なくとも、彼女は確かに熊本で育ったが、生まれは熊本ではなく大阪。

つまり、「森高千里という名前は阿蘇の地名に由来した芸名だった」という説は、カリスマ的な人気を誇った歌手ということからネームバリューを狙った、民間語源のような代物だったというわけだ。

改めて見れば、なぜわざわざ町名を反転させたのかなど疑問がいくつも浮かぶものの、それなりによくできた説である。

【参考記事・文献】
http://kakeizunotobira.denshishosekidaio.com/2017/05/18/post-6912/
https://mo-mo-town.com/?p=133616
https://arty-matome.com/I0002365
http://www.who-is-this.seesaa.net/article/29812144.html

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【文 ZENMAI】

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