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アイドル歌手「河合奈保子」ガチ怯え!紅白歌合戦での吉川晃司暴走事件

河合奈保子(かわいなおこ)は、かつてアイドル歌手・アーティスト・女優などで活躍した女性。1979年に「西城秀樹の妹」という触れ込みでアイドル歌手デビューを果たした。90年代には婚約に伴い芸能活動を停止し、現在オーストラリア在住であるという。

「西城秀樹の妹」とは、もちろん本当に血縁関係にあるという意味でのことではない。きっかけは、1979年に芸能プロダクション・芸映の看板スターであった西城秀樹の名前を冠した新人発掘コンテスト「HIDEKIの弟・妹募集オーディション」であり、それに河合が優勝したことでこの触れ込みが誕生したというわけだ。

もともとこのオーディションは、これよりも前に行なわれていた『ホリプロスカウトキャラバン』という大規模オーディションに倣ったものである。第2回も開催され、その際には石川秀美が優勝している。

ただ、河合自身がこのオーディションを知ったのは、締切直前のことであり、杏里の「オリビアを聴きながら」を歌ったデモテープを送ったのは、なんと締切り前日のことであったという。

当時、彼女は地区予選の最終選考にも残れなかった。

しかし、定員一名のところ特別に2人目が選出されることになり、運良く彼女がその2人目の代表となった。そうして1980年3月、決勝大会が中野サンプラザで行なわれ、河合は石野真子の「春ラ!ラ!ラ!」を歌唱し、見事優勝となった。余談だが、第1,2回を通して、「弟」としてデビューする男性は出なかったようである。

河合奈保子が”巻き込まれた”事件として、NHK紅白歌合戦で起こった吉川晃司房総事件が有名だ。1985年、第36回紅白にて吉川と河合は白組紅組それぞれのトップバッターだった。先に始まった白組の吉川は、白組にも拘らず真っ赤な衣装を身にまとい、「にくまれそうなニューフェイス」を熱唱

だが、ここで興奮してしまったのか、シャンパンをまき散らし、ギターに火をつけ、さらにはそのギターをステージに叩きつけるという過激なパフォーマンスを披露する暴走行為を起こした。

しかも、吉川がそうした過激なパフォーマンスを行なったのは演奏後であり、出演時間は完全にオーバーしてしまっていた。次に控えている河合とそのバックダンサーも、どうして良いかわからずにいるとその間にイントロが流れ始めてしまい、結局彼女は出だしを歌えないまま歌唱を始めなければならなかった

一方の吉川は、およそ10年以上に渡ってNHKを出禁になってしまったという。のちに、吉川側から河合に謝罪があり、彼女も「過ぎたことですから」と許したそうだが、当日映し出された彼女の怯えた顔が、いかにあの日の紅白の舞台が異様であったかを物語っている。

因みに、ギターを燃やす際に使用したオイルのせいもあり、あとに登場したシブがき隊も「スシ食いねェ!」の歌唱で踊っている最中に布川敏和が2回も足を滑らせて転んでいる。

【参考記事・文献】
https://career-report.tokyo/kawai-naoko/
https://20th.idol-data.com/kawai-naoko/
https://newsnachricht.net/nostalgy/kikkawakoji
https://entertainment-topics.jp/16528#headline_461543

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【文 黒蠍けいすけ】

画像『私が好きな河合奈保子