病院という、死と隣り合わせの場所には幽霊が出ると言われている。医療技術が発達した現在でも、病院関連の怪談は枚挙に暇がないのだから、それが歴史のある廃病院であったならば何をかいわんや、である。
この動画は、南米コスタリカの古いサナトリウムである「デュラン」にて撮影されたものだ。
この医療施設は医師であり政治家でもあったカルロス・デュラン氏によって1918年に設立されたものであり、現在は歴史的建築遺産として観光地になっている場所でもある。だが、同時に幽霊が出ることで有名な場所であったのだ。
撮影者の若者達も、そんな噂を聞きつけてこの廃サナトリウムを訪れたのであろう。懐中電灯を手に、暗いサナトリウムの病室や廊下の壁を照らしながら歩いていくのだが、ある部屋に入ったときだった。
懐中電灯が部屋の隅を照らしたとき、何者かの影が動いたのである。
それは非常に小柄な、透明な人影のように見えるものだった。大きさは1.1メートルほどだろうか、小さな子どものようだ。動画をよく見てみると、向けられた懐中電灯の光に驚いたのか、顔を腕で覆っているようにも思える。
そのまま透明な人影は、ふらふらと若者達の方に近づいてきたため、彼らも慌てて撮影を中断して逃げ出してしまった。
この廃サナトリウムには、修道女の霊と少女の幽霊が出ると言われている。修道女の幽霊はサナトリウムが開業中だった頃から目撃されており、普段は最上階の部屋にいて夜になると病室に現れ、ベッドを覗いて患者らの様子を見ていたという。また、少女の幽霊は階段の近くに影のような姿で現れるとも言われている。
彼らの前に現れたのは、この少女の幽霊ではないかとする意見が強い。しかし、噂に出てくる幽霊とは姿が違うため、また別の霊が出てきてしまったのではないかとする説も出てきている。
果たして、真相は?
※写真はYOUTUBEからのキャプチャ
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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